横田早紀江さん「政府が『親の感覚』で向き合わないと解決できない」〜単独インタビューで拉致問題解決への強い思いを語る

ニッポン放送の朝の情報バラエティ番組『垣花正 あなたとハッピー!』(月〜木 8時〜11時30分)。今日18日に放送された同番組内で、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの母・横田早紀江さんの単独インタビューが放送され、横田早紀江さんが拉致問題解決への母としての思いや、政府に対する思いについて語った。

43年もかかっている……日本政府への想い

冒頭、今年6月に亡くなった、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの父、滋さんについて「ずっと同じ感じ。まだ一緒に居る、居なくなった感じにならない。天国に単身赴任してるような感覚」と偲び、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(通称:家族会)の代表を務めた滋さんの人柄について「普通の人。親なら誰でも、自分が同じ立場だったらみなさんも同じことをすると思う」と語った。

めぐみさんに関して何にも手掛かりがないまま探し続けた新潟での日々を「当時は拉致だと分からなかったから、表現できない怖さだった。苦しくて悲しくて、泣きながら『めぐみちゃん』と何度も呼びながら海岸を探した。悪夢の時代だった」と振り返った。

北朝鮮による拉致問題の報道を機に人生が一変し、家族会も立ち上がったが、「家族会だけが動いたのではなく、みんなの力で大きくなった」と世の中の後押しが支えになったことを明かすとともに、めぐみさんの名前を初めてマスコミに出す際は、顔面神経痛になりそうなほど葛藤があったと話し、2005年に5人の拉致被害者が帰国した場面を「あの写真のあの人が本当に居たんだと、演劇を見ているようだった」と振り返った。

日本政府への思いについて問われた横田早紀江さんは、「43年もかかっている。なんでこんなに重大なことを、こんなにも長い年月何もできないんだろう、何か知恵を出せないものかと思っている。『親の感覚』で向き合わないと拉致問題は解決できない。日朝首脳会談も必ず再開しなければいけない」と語り、北朝鮮による拉致問題の解決についてあらためて強い決意を示した。

滋さんの人柄、めぐみさんとの思い出

インタビューでは娘、横田めぐみさんとのエピソードもたっぷり語った。めぐみさんについて早紀江さんは「やんちゃで、おちゃめで面白い子」だったと話し、「素敵な男の子が来るからと文化祭に誘われたり、お母さんのときはどうだったの、と聞いてきたこともあった。友達や好きな男の子、誰にでもニックネームを付けて。めぐみとの時間は本当に楽しかった。」と懐かしそうに語った。また、滋さんは写真撮影が趣味で、多くの写真を撮りためていたが、早紀江さんは「子供たちが生まれてきてくれてホッとした。自分が撮られてばかりだと嫌なので」と笑いながら明かした。

11月15日、連れ去られる前日にめぐみさんが滋さんにプレゼントした櫛は、「棺に入れようか迷ったが、これは希望のために残さないと。めぐみが帰ってきたときに、『お父さんは櫛がこんなになるまで、亡くなる直前まで持っていたんだよ』と言ってあげないといけない。これだけは叶えてあげないといけない」と、“希望の品”として大切に手元に持っていることを明かした。

<番組概要>
■番組タイトル:ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』
■放送日時:8月18日(火)8時〜11時30分 生放送
■出演者:
(パーソナリティ)垣花正
(アシスタント)那須恵理子
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#happy1242

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