東京 新たに339人感染、重症者は36人に……「重要なのは“数”でなく“プロフィール”」マスコミのコロナ報道を辛坊治郎が斬る

東京都は8月20日、新たに新型コロナウイルスの感染者が339人報告されたと発表した。5日ぶりに300人を超えた。なお都の基準での集計による重症者の数は、前日から4人増えて36人となった。

こうしたなか辛坊治郎が、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。政治・経済・文化・社会・芸能まで、一日の出来事の中から独自の視点でニュースをズーム、本質を解説する同番組の今回は、新型コロナウイルスについてのマスコミ報道を一刀両断し、重症者の“数”ではなく重症者の“プロフィール”に注目すべきと改めて論じた。

国基準で重症者報告へ  新型コロナウイルスに関する東京都のモニタリング会議後に、記者の質問に答える小池百合子知事=2020年8月20日午後、東京都庁 写真提供:共同通信社

新型コロナウイルス患者の重傷者数について、東京都が厚生労働省の定義と異なる基準で報告してきたが、東京都は19日、厚生労働省の定義にあわせると東京都内の重症者数は10人前後増えて40人前後になることを明かしていた。

これを受けて「(その数字自体に)あまり意味がない」と論じた辛坊。

その真意は、重症者の数でなく、その重症者のプロフィールこそ、政策を判断するうえで重要ということであり、次のように解説した。

「実は新型コロナ以外の肺炎で亡くなる人のほうが圧倒的に多い。PCR検査で陽性の人が亡くなった場合は他の疾患で亡くなっても、今の法律制度では新型コロナの死としてカウントするという制度に変わっている。重症者の数が大阪で6〜70人、東京で3〜40人いるが、この人たちの年齢層の内訳が重要。超高齢の方が亡くなる一つの理由として新型コロナがあるのか、新型コロナの蔓延によって亡くならなくていい方がどんどん亡くなっているのか、意味が全く違う。その人のプロフィールが重要なんですが、今のところ数しか出ない。自治体すら把握してない。亡くなった場合においても感染症予防法では個人が特定される発表を法律でしていけないことになっている。重症者の場合は(生きているので)余計できない。東京都知事は重症者の数を発表しているが、年齢内訳のデータすら持ってない可能性がある。そのデータすら持っていないのに、政治判断ができるのか」と制度の歪みを指摘するとともに、憤った。

続けて、辛坊の怒りの矛先はマスコミ報道に。

「感染者のグラフの数を見ると、4月5月の山よりもはるかに大きい。感染が非常に広がっているイメージを自動に持たされている。ただ、あのときは3日4日発熱しないとみてもらえなかったわけで、状況が違う。あのとき、PCRを検査をしっかりすべきだったという人もいるが、あのときPCR検査を広げてたら、医療崩壊の引き金を引く以外のなにものでもない。無症状とか軽症の感染者をPCR検査であぶりだしていたら、原則は隔離が必要で無症状とか軽症の人を全部隔離していたら、その瞬間に日本の医療がパンクして、本当に医療が必要な人を救えずに、ものすごい死者を出していた可能性もある。日本のPCR検査はそれほどやっていないけれど、4月5月に感染は見事に一旦収束し、医療崩壊もせず、死者も欧米と比べ桁が2つぐらい違う。いまも熱中症の10分の1ぐらいの死亡率で推移している現状を政治がどう受け止めて判断するのか、政治が問われているのはそこで、緊急事態宣言を出すとか出さないの話でない」

「あれだけ死者を出したヨーロッパですら、議論として一切、再度ロックダウンをするという話になっていない。いまだに日本では知事とかマスコミにあおられて、世論調査をすると過半数の人が政府は緊急事態宣言を出すべきという話になるが、世論が悪いというよりはそういう風に誘導するマスコミが悪いと思う」

このように辛坊は、マスコミ報道を一刀両断した。

【番組概要】
■番組タイトル:「ニッポン放送 辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
■放送日時:毎週月〜木曜 15時30分〜17時30分 生放送
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■番組HP:https://www.1242.com/zoom/
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