中国の南シナ海ミサイル4発発射で「トランプ政権は何もしなければ“弱腰”だとみられる」辛坊治郎が米中の緊張を分析

辛坊治郎が8月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。政治・経済・文化・社会・芸能まで、一日の出来事の中から独自の視点でニュースをズーム、本質を解説する同番組の今回は、中国が南シナ海に4発の中距離弾道ミサイルを発射したことについて、その意図を解説した。

2019年G20大阪サミットでの米中首脳会談(米中貿易戦争-Wikipediaより)

辛坊は今回、中国が発射したミサイルについて、「かなり内陸から打ってますよね。どうして内陸から打てるか。今回発射したのは東風26号というミサイル。射程が4000キロ、米軍基地のあるグアムを射程に収めることからグアムキラーと言われていて、アメリカ本土までは到達しないけれど中国から打ってグアムには届くと。これはアメリカにとってはかなりの軍事的脅威。もうひとつ東風21号があって、これは空母キラー。射程距離は半分くらいだが、洋上にあるアメリカの空母をピンポイントで攻撃できる。これは明らかにアメリカに対する脅しというか、アメリカに南シナ海から手を引けという意思表示」と解説した。

今回の発射をアメリカ・トランプ政権はどうとらえるか。辛坊は「11月3日の大統領選挙に向けて、有権者が一挙手一投足見ている。アメリカの一定の知的レベル以上の人は、中国が岩礁などをコンクリートで固めて軍事拠点にし、周辺の国と紛争を起こしながら、公の海のはずなのに南シナ海全域は中国のものだという主張をはじめていることに関して、かなり不快感が高まっている。そんななかで、アメリカに対する威嚇とも思われるような中距離弾道ミサイルを南シナ海にぶちこんだ。トランプ政権に対するプレッシャーはかなり強くなるよね。トランプ政権として何もしなければ弱腰だとみられる。その構図のなかでトランプ政権が何をするか」と話し、アメリカと中国の緊張がさらに高まると予測。

続けて、「アメリカのトランプ政権は何をするかわからないので、従来の日本の政治や国際政治を分析する人間からするととんでもないと思えるようなことをやりかねないと、一部まことしやかに言われ始めている。トランプ政権が11月3日の大統領選挙の前に一気に国民からの求心力を高めるために、南シナ海の違法な軍事施設をピンポイントで軍事的なオプションを取る、つまり爆撃するのでは、という話もある。そこまでやらないんじゃないの、というのが一般的な常識的なものの見方だが、今回そこの場所に向けて中国が(アメリカが)空母でも送ってきた日には一発で沈めちゃうよみたいなアピールをすると、アメリカとしても早々簡単に引くわけにはいかない。何もわざわざいま中距離弾道ミサイルを打つ必要はないよね。いま、中距離弾道ミサイルを北朝鮮が打ったら国連制裁違反で袋叩きにあうわけで、射程4000キロのテポドンの性能に準じるようなものをこのタイミングで南シナ海に打ったということは大きなニュース」と話した。

【番組概要】
■番組タイトル:「ニッポン放送 辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
■放送日時:毎週月〜木曜 15時30分〜17時30分 生放送
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