習近平主席との電話会談〜菅総理が「国賓来日」の話に触れることはない

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月23日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。菅総理が25日に予定している習近平主席との電話会談について解説した。

習近平国家主席=2020年6月22日 写真提供:時事通信

菅総理大臣、就任後初の日中首脳電話会談を調整

菅総理大臣が就任後初めて、中国の習近平国家主席と電話会談をする方向で調整していることがわかった。複数の政府関係者が明らかにした。日程は9月25日夜で調整されている。

飯田)20日にオーストラリアのモリソン首相、アメリカのトランプ大統領と会談を行い、昨日(22日)はメルケルさんとEUの大統領。そして中国という流れだそうです。

政治 自民党新四役が決定 佐藤勉総務会長、菅義偉総裁、二階俊博幹事長、下村博文政調会長ら=2020年9月15日午後、東京・永田町の自民党本部 写真提供:産経新聞社

初会談は外交儀礼的な挨拶のみ〜習首席の来日の話までにはならない

高橋)習近平さんを国賓で迎えるのかどうかということを、皆さん心配されるのでしょう。でも普通、挨拶のときに込み入った話はしません。

飯田)トランプさん相手でも、せいぜい20分くらいでしたね。

高橋)外交儀礼的なものが多いと思います。就任当初に、いきなり深い外交の話はしません。重要なのは人間関係だけです。菅さんと習近平さんは、ほとんど「はじめまして」でしょう。それで突っ込んだ話はできません。はじめましての状態で、突っ込んだ話ができますか?

飯田)いきなり「1億円の契約をお願いしたい」という話はできないですよね。

高橋)無理でしょう。「今後は誰に連絡させるか」などという話になります。トップ同士で連絡するのは大変なので、そういうことが中心だと思います。

飯田)細かいところは下の者にやらせましょうよと。

高橋)年中電話で話している仲ならば、いろいろな話ができますが。

飯田)安倍前総理とトランプさんのように。

高橋)あれも徐々に積み重ねた成果であり、急にできるわけではありません。人間関係を含めて、どのくらい関係を持つのかはこれからです。

20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に出席するため来日した、中国の習近平国家主席(中央)=2019年6月27日午後、関西国際空港 写真提供:産経新聞社

安倍政権の外交と変わらない菅外交〜安倍さんの資産も使い

飯田)外務大臣、防衛大臣の布陣も含めて、菅外交はどういうものになって行くでしょうか?

高橋)ほとんど同じです。

飯田)安倍政権の外交と変わらず。

高橋)新しいものをつくるのは大変です。同じようにやった方が楽ですし、安倍さんの資産も使えるでしょう。何かあったときに頼むことができます。

飯田)安倍さんが9月15日に応じたインタビューの模様が、読売新聞に出ています。「球拾いをして行く」と言っていました。何かあったら特使として行くのもやぶさかではないと。

高橋)海外でゴルフをするということならば、行くのではないでしょうか。

飯田)トランプさんとゴルフをして来てください、とか。

高橋)それはそれで、日本としてはありがたいことです。プーチンさんとお茶をしてくださいとか。安倍さんも国内にいるよりは、ストレスが溜まらないのではないでしょうか。

会見に臨む自民党・二階俊博幹事長=2019年2月26日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

二階氏からの影響〜ビジネス関係ならば中国の代替策はある

飯田)菅総理は総裁選のときに、二階さんの指示で動いたところがあります。二階さんの派閥は親中派なので、なびいてしまうのではないかと心配する人もいます。

高橋)二階さんがなぜ中国にウエイトをかけるのかということです。思想信条でやられたら変わりようがありませんが、ただ単にビジネスの話で中国重視ならば、代替策はいろいろあると思います。

飯田)中国ではない市場でやる。

高橋)ビジネスができればいいのでしょう。「何が根っこになっているか」が重要だと思います。

関連記事(外部サイト)