中国経済回復も〜サプライチェーンを見直す日本

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月20日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。中国のGDPが2期連続でプラス成長となったという報道について解説した。

習主席、国連総会の一般討論演説=2020年9月11日 写真提供:時事通信

中国の7〜9月のGDPが2期連続でプラス

中国国家統計局は10月19日、2020年7〜9月期の国内総生産(GDP)の伸び率が前年の同時期と比べ、4.9%増となり、2期連続のプラス成長となったと発表した。

飯田)4〜6月期から1.7ポイント増加ということだそうです。9月はこの間終わったばかりなのですが。

15日、中国湖北省武漢市の通りで行われた新型コロナウイルスの検査(中国湖北省武漢市)=2020年5月15日 写真提供:時事通信

中国の景気回復は世界経済にはいいこと

高橋)早いですね。日本だと11月に出ます。他の先進国でも10月末なのですが、中国は少し早過ぎませんか? どうしてこんなに早く出るのでしょうか。コロナの影響がありますから、下がって上がるのは当然です。日本の輸出も悪くはありませんから、回復しているのは間違いないと思います。中国の経済がプラスになることは、アジアや世界経済にはいいことではあります。欧米は第2波が来ていて、これからまた大変です。

飯田)これから秋、冬となります。

高橋)欧米はきついですね。ロックダウンまではしないでしょうけれど、移動規制などがあると、経済活動が停滞する可能性はあります。

飯田)すでにフランスでは、パリなどに夜間外出禁止令が出ています。

高橋)感染率だと日本よりも2桁高い。死亡率も高いです。これは深刻です。日本は経済規制する必要はありませんが、影響は必ず出ます。そういう意味で、中国が頑張ってくれるのは悪くはないですけれどね。

飯田)中国は、経済を回復させたことと、コロナを抑え込んだということをアピールしています。

高橋)抑え込んだというか、外に出してしまった。もっと早く言ってくれればよかったのに。

飯田)いろいろな対処が各国共にできたのに。

高橋)そうですね。最初言わなかったのでね。

飯田)オーストラリアとの関係も、「原因究明をきちんとやろうよ」と言ったら、オーストラリアに対する輸出入を規制しました。

人民大会堂で、政府活動報告を聴く中国の習近平国家主席(中国・北京)=2020年5月22日 写真提供:時事通信

サプライチェーンを見直し、中国だけに頼らない

高橋)中国は価値観が西の国とは違うのです。そこが経済活動を行うときにネックになる。ここも中国の経済がよくなったからと言って、中国への現地進出などはやらない方がよくて、ベトナムやインドネシアの方がいいのではないかというところで、菅さんも行っているわけです。

飯田)サプライチェーンの見直し。

高橋)そう、サプライチェーンの見直しで、中国だけに頼らないで行くと。

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