ドライアイス活用が得策……課題のコロナワクチン温度管理を辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎氏が11月12日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカ製薬会社大手のファイザーが、開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、感染発症を防ぐ有効性が90%以上になったとする暫定的な臨床試験の結果を公表したことを受けて言われている「温度管理」の課題について持論を述べた。

Corona vaccine is being tested. Themed picture, symbolic photo: Corona vaccine. SVEN SIMON/DPA/共同通信イメージズ 写真提供:共同通信社

温度管理の難度により普及しないという見方は正しくない

辛坊)新型コロナウイルスのワクチンに関して10日に東京都医師会の方が、ファイザーのワクチンって80度より冷たい温度で扱わないとすぐに使えなくなってしまうので、そのようなものを日本の病院に持って来たってすぐに使えるようにはなりませんよ、というような話をされていましたよね。ところが、意外とそうでもないかな、と思うことがあるのです。そのRNAワクチンは、温度管理をよっぽどよくしないといけないとよく言われますよね。-70度〜-80度で冷やしてずっと保存しなければいけませんよ、という。つまり接種する直前までその温度となると、そのような超低温冷凍庫のようなことを日本中のクリニックに配置するなんてできないだろう、という報道がよくあります。これがあまり正しくはないだろうという気はします。

確かに、-80度まで温度管理ができる冷凍庫というのは数限られています。いまから日本中のクリニックや病院に-80度の冷凍庫の設備をつくれといったってそう簡単にはできません。ところが、ドライアイスってほぼ-80度なのです。ドライアイスって割と簡単に手に入りますから、ドライアイスで保存することさえできれば、あとは流通の問題もありますが、温度管理が難しいからなかなかこれは普及しない、という見方に関して言うと意外とそうでもないと。

(左)Official logo of Pfizer / (右)ファイザー世界本社   w

ファイザーもドライアイスのシステムを開発

実際にファイザーは今回のワクチンに合わせて、周りにドライアイスを埋め込むことで、10日間ぐらいは冷凍庫に入れなくても、安全に保管ができる運搬システムのようなものも同時に開発しています。なので、極超冷温冷凍庫が普及しないから日本ではなかなかそれは使えそうにないという見方はもしかすると間違いかもしれません。どこまで期待していいのか、という問題は別問題としてありますが、温度管理の一点に関してはそのような話です。

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