台湾が潜水艦の自主建造開始

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月25日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。台湾が潜水艦の自主建造を開始したニュースについて解説した。

台北市の総統府で記者会見する蔡英文総統=2020年1月15日(共同) 写真提供:共同通信社

台湾が潜水艦の自主建造計画を正式始動

自主建造潜水艦の起工式が11月24日、台湾南部・高雄市で行われた。蔡英文総統は「起工により台湾の主権を守る強い意志を世界に示す」と建造開始の意義を強調した。

飯田)これは「台湾の主権を守るという強い意志を世界に示す」と蔡英文総統は着工式でおっしゃったようですけれども、当然、中国を睨んでということですね。

高橋)もちろんそうでしょうけれど、中国がこれに反発するというのは、「どの口が言うのだ」という話になるけれどね。

飯田)あれだけ潜水艦も含めて……。

習主席、国連総会の一般討論演説=2020年9月11日 〔新華社=中国通信〕 中国通信/時事通信

中国の反発は「台湾は我が国なのに、何をやっているのだ」というロジック

高橋)空母も含めて中国はやっているのに、「何を言っているのだ」とね。中国のロジックとしては、「自分の国なのに、勝手に何をやっている」ということなのでしょうけれど。それと同じロジックを、日本は尖閣で言われるのですよ。

飯田)「俺たちの国なのだから」と。

高橋)「勝手に何をやっているのだ」と。

飯田)「勝手に日本の漁船が入って来る」と、王毅外相が言っています。

高橋)これは、それと同じロジックです。「俺たちの国だ」と勝手に言っておいて、それで「けしからん」と言うのはおかしいわけでね。

中国・王毅国務委員兼外相が安倍晋三首相と会談した=2019年11月25日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

「対抗できない」レベルにある中国と日本の戦力の差〜均衡させることが必要

飯田)でも、このように、きちんと意思を示すということをしないと、どんどん来るわけですか?

高橋)日本の報道では、「中国の公船が何日間入って来てどうのこうの」と言うでしょ。

飯田)「200日間入って来た」などと。

高橋)数字は関係なくて、海上保安庁と中国海警局の武力装備の差が圧倒的に違うのです。そして中国海軍と日本の自衛隊の装備がまったく違うというのは、数年前から顕著な違いがあって、これは「もう対抗できない」というレベルです。早く均衡させないと、中国の方から見ると、やる気になってしまうのです。

飯田)バランスが崩れたときほど、インセンティブというか。

高橋)それはそうでしょ。

飯田)チャンスと思って。

高橋)互角だったらやりにくいけれど、「絶対に勝てる」となればやるでしょ。

飯田)国会でも議論されればいいのですが。

高橋)必要だよね。

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