コロナ禍におけるクルーズ船の楽しみ方

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月7日放送)に国土交通省海事局外航課専門官の西中今日子が出演。コロナ禍におけるクルーズ船のあり方について解説した。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

withコロナ時代のクルーズスタイル

新型コロナウイルスの感染拡大で日本のクルーズ船も半年以上運航を停止していたが、国土交通省は9月に「クルーズの安全・安心の確保に関わる検討・中間とりまとめ」を公表し、この秋からクルーズも再開している。感染症対策のガイドラインがどのようになっているのか、その具体的な取り組みについて探る。

飯田)12月8日、私が司会を担当してインターネットでもライブ配信される、政府の広報事業、チームNEXTステップの「New Style Cruise〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」のなかでも詳しくお伝えしますが、それに先駆けまして、クルーズ船をめぐる現状について探って行きます。ダイヤモンド・プリンセス号などの新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして、日本のクルーズ船は半年以上、運航を停止しておりました。運航の再開・継続のためには、クルーズ船への信頼安心を取り戻すことが何よりも重要です。国交省では、ダイヤモンド・プリンセス号などの事案も踏まえ、クルーズ船の安心安全の確保のための検討を行い、感染症や危機管理などの専門家を含む、多様な有識者の意見を踏まえまして、「クルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめ」を公表しています。このなかで、クルーズ船内での感染症対策にどのような提言をされているのか、国土交通省海事局外航課専門官の西中今日子さんに伺いました。

大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」と出入りする救急車両=2020年2月16日午後、横浜市中区 写真提供:産経新聞社

クルーズ船のなかでの新型コロナウイルス感染症対策

西中)乗客の事前のスクリーニングやマスク着用の徹底、間隔の確保、そして感染者発生時の感染拡大防止として、船内隔離やイベントの中止などを定めております。特にクルーズ船内では、万が一感染者が確認されても船内での感染拡大防止策を徹底することで、同室の方以外の乗客や乗組員への感染拡大というものを封じ込め、クラスターを発生させないということを念頭に置いております。

飯田)乗り込む前にまずチェックをするということ、それからマスク着用の徹底というのは大事で、感染症専門のお医者さんなどに伺っても、お互いにマスクをすることで仮に感染者がいても、2.5%ぐらいまで感染を低減できるという調査もあるようです。イベントの中止というようなことも定めているということです。万が一感染者が出ても、同じ部屋の乗客や乗組員以外に感染を拡げないための対策が取られていると。逆に言うと、1部屋1部屋が個室になっているので、そこでの封じ込めはやろうと思えばきちんとできる。その代わり、陽性が確認された場合は、お客さんにはなかにいてもらうことが当然必要になって来ます。受け入れる港でも、クルーズ船の乗客や乗組員、それからターミナルビルの従業員それぞれが対策を取るように、公安の方のガイドラインでも求めているということであります。最後に、始まったばかりのクルーズの再開について、今後どのような道筋を描いているのか伺いました。

【新型肺炎】タクシーに乗り込む、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船したとみられる人=2020年2月19日午前、横浜市鶴見区 写真提供:産経新聞社

10日程度のクルーズに拡大、国際クルーズ再開の準備も

西中)いま、国内クルーズが運航されているところではありますが、さらに船内での感染症対策というものを徹底していただき、国内クルーズ用の船舶ガイドラインをブラッシュアップした上で、現在3泊4日程度のクルーズというものが主流になっているところを、10日程度に拡大することで、日本1周クルーズなども可能となり、クルーズ商品のラインナップというものも充実されるのではないかと思います。合わせて、各国の水際対策等の動向を踏まえまして、国際クルーズの再開準備のために国際クルーズ用の船舶ガイドラインの作成というものを行っていきたいと考えています。

飯田)いま動いているのは国内クルーズで、3泊4日程度の短いものが多いということですが、これが10日程度まで拡大できるのではないかということです。それから海外の、他の国の対応等々もある。受け入れる側の日本国内の世論というものもありますので、それらを踏まえながら、国際クルーズをやって行くということだそうです。

国土交通省=2019年5月29日 東京都千代田区 写真提供:共同通信社

シンポジウム「New Style Cruse〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」

飯田)12月8日(火)朝10時からです。政府の広報事業、チームNEXTステップの特設サイトで見ることができます、シンポジウム「New Style Cruse〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」はこうした話をさらに詳しく聞くことができます。司会は私、飯田でございます。ぜひご参加ください。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

シンポジウム「New Style Cruse〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」参加方法

飯田)参加の仕方は簡単です。政府広報オンラインのチームNEXTステップの特設サイトにアクセスしてください。そこに全国のライブ配信のシンポジウムやワークショップのメニューがありますので、ここから「New Style Cruse〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」を選択してください。YouTubeのライブ配信で、誰でも簡単に視聴することができます。もちろん無料です。一緒にコロナ時代のクルーズスタイルについて考えて行きましょう。

国土交通省=2019年5月29日 東京都千代田区 写真提供:共同通信社

■「New Style Cruse〜withコロナ時代のクルーズスタイル〜」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/policy/new-style-cruise.html

■政府広報オンライン「チームNEXTステップ」
https://www.gov-online.go.jp/index.html

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