今後の日本にとって重要となる「アフリカとの関係」

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月11日放送)に国民民主党代表、衆議院議員の玉木雄一郎が出演。今後の日本とアフリカの関係について、また中国との関わり方について解説した。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

茂木外務大臣がアフリカを歴訪

茂木外務大臣は12月14日までの日程でアフリカのチュニジア、モザンビーク、南アフリカ、モーリシャスの4ヵ国を歴訪している。新型コロナウイルス感染対策やインフラ支援などを通じ、「最後のフロンティア」と呼ばれるアフリカとの経済関係を強化し、日本が主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想の具体化も進める方針だ。

飯田)政党の外交もありますし、どういう方針をお考えですか?

玉木)茂木大臣のアフリカ歴訪は大変評価しております。昔、外務省に出向していて中近東アフリカ局というところでアフリカ開発会議(TICAD)の立ち上げに携わりました。

飯田)そうなのですね。アフリカ開発会議。

玉木)ぜひ日本とアフリカとの連携を強めて欲しいと思います。中国が先行して、アフリカに非常に食い込んでいます。アフリカは、これからナイジェリアを中心に発展する可能性があるのです。今回歴訪しているのはインド洋側ばかりですが、これは「自由で開かれたインド太平洋戦略」という観点からも重要な拠点であると思います。アフリカとの関係を日本はもっと強めるべきだと思いますし、さまざまな可能性があると思います。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

固定電話が普及する前にいきなり携帯電話が普及〜早いスピードで発展する

玉木)昔は暗黒大陸と言われて、ジャングルがあって電話線が引きにくかったのですが、スマホが登場したでしょう。電話線を引く必要がなくなって、いきなりつながった。彼らのさまざまなポテンシャルを引き出すことができる時代になっているので、アフリカはこれから相当なスピードで発展しますよ。

飯田)携帯を使って決済もできてしまうので、銀行もいらないのではないかという話もあります。

玉木)ええ。最初にいろいろなものをつくる必要がなくて、いきなりここまで来ているから、いろいろなことが効率的なのです。油断していると我々は負けてしまいますよ。

日中外相会談 中国の王毅国務委員兼外相と会談する、茂木敏充外相=2020年11月24日午後5時33分、東京都港区の外務省飯倉公館 写真提供:産経新聞社

経済的な投資を含め、アフリカとの関係を強めるべき

飯田)それに対して、中国のような国の方が意思決定が早いということがあって、なかなか日本がキャッチアップできないというようなことも聞きます。

玉木)そうですね。そこは戦略的にやって行かないとなりません。また国連のなかでも数が多いので、これからいろいろなことを日本が決めて行くなかで、国際的な日本の地位を確たるものにするためにも、アフリカに味方になってもらって投票してもらわなくてはいけません。その意味では、日本の多くの皆さんには、関心が薄いかも知れませんが、アフリカとの関係、特に経済的な投資などは、戦略的に日本にはとても大事です。

習主席、国連総会の一般討論演説=2020年9月11日 〔新華社=中国通信〕 中国通信/時事通信

中国とどう付き合うか〜21世紀最大の課題

飯田)アフリカの話でも中国というキーワードが出て来ましたが、こことどう付き合って行くかというのは、今後の課題ですよね。

玉木)21世紀最大の課題です。20世紀の初頭に、アメリカという大国が世界に登場して、そのアメリカをどう取り扱うのかということに苦心し、そのアメリカが世界のなかで覇権を握って来た1世紀だったのですが、同じようなことが中国で起きています。そして、我々の自由民主主義、法の支配という、従来の価値観とは違う価値観でいろいろなものを動かそうとしている国なので、摩擦が生じていますし、生じて来ると思います。そこで我々が普遍的な価値と言われるものを、いかに守れるのかということが問われています。一方でアジアにおいて、中国とは長い歴史的な関係があるので、そのなかで、日本が両方をつないで行く役割は大きくなると思うので、責任ある大国としての役割を果たすよう、「日本は頑張れ」という状況ですね。

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