英コロナ変異種が米でも初確認……「日本はPCR検査徹底の方針を切り替えなければ駄目」辛坊治郎が批判

キャスターの辛坊治郎が12月30日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、新型コロナウイルスの変異種の世界的拡大について解説した。

新型コロナウイルスの変異種発生を受け、欧州から到着した旅客に防護服で対応する検疫担当の職員 撮影::2020年12月28日午前、成田空港 写真提供:共同通信社

従来型のコロナウイルスよりも感染力が最大7割強い「変異種」

アメリカのコロラド州当局はイギリスで拡大し、感染力が強いとされる新型コロナの変異種の感染例を確認したと発表した。ワシントンポスト紙によると、アメリカでの確認は初めて。

辛坊)今回イギリスで新たに発見された変異種が、全世界20数か国で発見されて、アメリカでも初めてコロラドで確認された。20代の男性で確認されたというのだけれども、この男性は渡航歴がない、という話なんですよ。

PCR検査であるとか抗原検査だけでは変異種かどうかわかりませんので、特殊な検査しなきゃいけないんですが、普通のPCR検査に比べるとそれこそ100倍とかぐらい面倒くさいものなんです。だからそんなめんどくさい検査は全部にやってるわけじゃなく、ごく一部しかやってないけれども、なんでこの人がその検査対象に選ばれたのかわからないんですよ。渡航歴がなくて海外に行ったことがないわけだから。

その人が感染しているということは新しい形の「変異種」「変異種」と言って全世界的にニュースになっているウイルスはも相当程度広がっていると考えるべきでしょう。このウイルスに関して今のところ明らかなエビデンスというのはただ一つ、感染力が従来型のコロナウイルスよりも、どうも最大7割ぐらい強いということなのです。

京都・ドライブスルー方式PCR検査デモ PCR検査に用いる綿棒状の検査器具=2020年4月27日午後、京都市中京区 写真提供:産経新聞社

PCR検査で無症状者を洗い出して、感染を止めるという方向性は絶対に無理

辛坊)日本でこの感染の防止の方法としては春先から今まで、とにかく徹底的に検査をしましょうということでした。「徹底的に」……これは日本の検査数が少ないということもあって、政権批判のツールとしてこのPCR検査が使われたというような背景があるんですけども、これが本当に今年の日本でタチが悪くて何か政権攻撃のためならどんな手段でも使うっていう……「GoToキャンペーン」をぶっ潰したしたのも同じような構造があるんですが。

とにかくPCR検査の件数が足りないんだと。PCR検査さえ増やせば感染拡大が抑えられるんだという論をみんな言ったわけですけど、PCR検査を何百万とか何十万オーダーでやってる国でものすごい勢いで感染拡大しているのを見ると、PCR検査で無症状者を洗い出して、それで感染を止めるという方向性は絶対に無理ですから。基本的にこれだけ感染が広がっているという状況の中では、全員が「自分は感染しているかもしれない」ということで、ハイリスクの人に絶対にうつさないという、もうこの心がけだけを徹底するというように方針を切り替えなければ駄目。

それでも、今日あたり(とある会見でも)「無症状者を洗い出してPCR検査で」と。……いい加減にしてほしい。

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