総裁選〜その先の「ポスト安倍」を決める選挙でもある

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6/18 FM93 AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!A

総裁選に向け、安倍総理、石破氏が早くも前哨戦
7:10〜お早う!ニュースネットワークその1:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

総裁選〜ポスト安倍の最有力候補と名乗りを上げること

先週末、米朝首脳会談の内容報告を踏まえ、安倍総理大臣はテレビの討論会番組で成果を強調する一方、大阪府堺市で開かれた、自民党大阪府連の会合に安倍総理がビデオメッセージで参加。その後会合では石破茂元幹事長が講演し、9月の総裁選をにらんだ党員票の取り込みに向け両者が前哨戦を繰り広げている。

飯田)安倍総理は「大阪は人情の街」ともちあげ、石破さんは「メッセージそのものは見損ねたが立派なものだったのだろう」と皮肉交じりで対抗心剥き出しという感じだったのですが、総裁選にむけての動きになってきていますね。

須田)国会も延長するようですけれど、いずれにせよ会期末であることは間違いない。いよいよ公約会が終わると、来年度予算、次年度予算の編成作業に本格的に着手してくるという流れを見てみますと、政治的、国内政局には総裁選一色になってくるのかなと思います。そういった流れのなかでの一連の動きですね。
ただ、秋の総裁選は安倍さんが圧倒的に有利だと思います。党員票、これがキャスティングボードにいるというよりも、国会議員票の方が大きな影響を及ぼすでしょうから。細田派、麻生派、二階派、これを取りまとめているということで、安倍さんの参戦はほぼ確実な状況になってきたのではないかと。
ただ、ここで話を終わるのではなく、来年は参議院選、および統一地方選を控えています。ここで自民党、与党が大敗を期すことになると、安倍降ろしの流れがでてきかねない。そうなったときに、「私がポスト安倍の最有力候補ですよ」と名乗りを上げる、そのポジションを獲得できるかどうかが、今回の総裁選の大きな意味合いなのだと思います。

飯田)負けても存在感を示す、というような。

須田)きちんと負けなくてはならない。

飯田)きちんと負ける。

安倍総理の後継としての禅譲狙いの岸田氏〜勝負をかける石破氏

須田)ですから、岸田派の岸田会長が出るか出ないかで悩んでいるというのは、あまりにも圧倒的な差をつけられて負けてしまうと、来年のそういった状況のなかで名乗りをあげる資格なし、といったようになってしまう。出ておいたほうが、ポスト安倍がもしかすると近付いてくる。後継候補、総裁候補として認識されるという点では出ておくことのメリットはある。ただ、岸田さんの最大の狙いは禅譲路線なんですね。

飯田)禅譲、譲り渡すということですね。

須田)そうです。安倍さんが任期満了までに近い形でやった上で後継指名をして、「次は岸田さんだよ」というのにこだわっていますし、狙っているふしがあります。出てしまうと弓を引く格好になりますから、そこでハムレットのような心境なのでしょう。
石破さんの場合は禅譲はありませんから、そうなってくると、勝負をかけないといけない。勝負をかけるのはいいのだけれども、どの程度のレベルで石破さんが負けるのか、というところが今回の総裁選の最大の注目ポイントではないかと思います。

飯田)禅譲狙いの岸田さんですけれども、そのままで行くと自分のところの派閥がある意味、ほかの派閥の石破さんなのか、安倍さんなのかという草刈り場のようになってしまうと結束が保てないという話も出ているみたいですね。

須田)石破さんの動きが注目を集めていますが、最も注目なのが、岸田さんがどう動くかということです。岸田さんというのは人がいいんですよ。非常に優しい人。権力者、総理大臣ポストというのは人の良さだけでとれるものではない。権力闘争ですから。やっぱり自分の力で打って出なければ、その座をゲットすることはできないと思います。そこで岸田さんのキャラクターがどの辺りで変わっていくのかというところを私は注目しているんですけどね。

竹下派は誰を担ぐのか?

飯田)もう一つ、ポイントというか、言われているのが竹下派。昔はここが「うん」と言わない限りは総裁の目はなかったということですが、最近は存在感の低下が言われています。今回はどう動くかわからない。

須田)竹下派という点でいうと2つポイントがあります。1つ目に自らの派閥のなかに担ぎ手、後継候補がいない。そうなると、他のグループの誰かを担がなければいけない。
2つ目がもう国会議員ではない青木幹雄さんが未だに隠然たる影響力を誇示しているということです。

飯田)参院のドン、と言われた。

須田)来年、参議院選ですから。参議院選で自らのグループとしては誰を担いだら一番メリットがあるのか、というところを考え始めているんだろうなと思いますけどね。

飯田)そうすると派閥会長の竹下亘さんは衆院の人ですけれども、参院側には参院側の考えもあると。あそこはたしかに参院の力が強い派閥と言われますものね。

須田)ですから竹下さんに派閥のトップの座が動いたのも、参議院の影響力が非常に大きかったわけですからね。

飯田)吉田参院議員会長が相当動いたと、あの当時の新聞に載っていましたね。

須田)ですから、なぜ、政治的にはほとんど実力のない吉田さんが議員会長になれたのかと言いますと、取りまとめる能力があったからです。

飯田)竹下派でいうと小渕優子さんを小渕派の時代からどうする、というのがありましたけれど、まだそこには早い感じですか?

須田)微妙なところがあります。もちろん、将来有力な候補なのですが、小渕ファミリーからするとやはりワンポイントなんですよ。小渕さんのお子さんというところにつないでいくための肩書措置というのが強いですから。そういった点でいうと、どうも本人が乗り気にならないんじゃないかなと思いますね。

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