小池都知事が都立病院長らに医療強化を要請 「拡大傾向は明らか」

 新型コロナウイルス感染者の増加傾向が続く中、東京都の小池知事は都内の病院長らと意見交換し、感染の再拡大に備えた医療提供体制の強化に向けて引き続きの協力を求めました。 東京都内の新型コロナの感染者は3月30日に新たに364人確認され、11日連続で1週間前の感染者数を上回りました。重症者は前日から1人減って39人となりました。このところ感染者数の増加傾向に歯止めがかからなくなっていることについて小池知事は「現状は毎日分析しているが、拡大傾向にあることは明らか」という認識を示しました。 小池知事はこの後、都内の都立病院や公社病院、特定機能病院の院長らと意見交換会を相次いで開きました。この中で小池知事は合わせて30の病院に対し、医療従事者への感謝を伝えるとともに、再拡大に備えて引き続き医療提供体制を強化するよう協力を求めました。小池知事は「都内の感染状況は、新規陽性者数が前週を上回っている状況。変異株による増加や再拡大の可能性も指摘されている。医療体制の強化を一層確実なものにするために皆さまの協力は不可欠。引き続きのコロナ対策をお願いしたい」と呼び掛けました。 東京都によりますと、病院側からの意見として「医療体制を改善するために、症状が改善した患者の転院をより円滑に調整できるようにすべき」「病院によって重症の患者だけを入院させるなど、役割分担を進めていくべき」といった意見が出たということです。 東京都は31日も病院の院長らと意見交換し、今後の医療提供体制の支援策に反映させる方針です。

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