東京都「感染拡大」に引き上げ 警戒レベル最高に

 東京都で7月15日、新たに新型コロナウイルスの感染者が165人報告されました。1週間連続で3桁の感染者発表で、依然として高い水準にあります。この状況に、東京都は専門家による分析で警戒レベルを4段階の中で最も高い「感染が拡大していると思われる」に引き上げました。小池知事は緊急の記者会見を開き、改めて警戒を呼び掛けました。 東京都で警戒レベルが最も高い段階に引き上げられました。都内の感染状況はこれまで3段階目の「感染が拡大しつつある」でしたが、最も高いレベルの「感染が拡大している」に引き上げられました。分析に携わった専門家は「この状況が4週間続いた場合、感染ルートが分からない新たな感染者が約16倍に拡大する可能性がある」と強い危機感を示しています。 この状況で東京都が新たに示した対策の指針が「年齢層や業態、地域に応じたきめ細かい対応」です。具体的には、重症化のリスクが高いと指摘される高齢者の予防策として社会福祉施設などでの感染防止を再徹底します。また、接待を伴う飲食店など「感染リスクが高い店」などについて、都が区などの自治体と連携して検査の拡大や休業要請、協力金の支給を一体化したモデル事業を進める方針です。小池知事は休業要請を以前のような一律で行わない理由について「前の休業のイメージは全体の負荷が大き過ぎる」として「ピンポイントで進めていく」(13日)としています。 東京都は事業者にガイドラインの徹底を呼び掛け、感染防止策を取る店や施設にステッカーを店頭に貼るよう依頼しています。そして、利用者に対してステッカーを目安に店や施設を選ぶよう呼び掛けていて、都民一人一人が予防を心掛ける意識が鍵となりそうです。 小池知事はまた、政府の「GoToトラベルキャンペーン」について「よく考えてほしい」と述べ、慎重な構えを示しました。感染予防と経済のバランスをどのように取るのか、難しい局面が続くことになります。