【参院選2019】埼玉選挙区 立民・枝野代表のお膝元…“右腕”熊谷氏を擁立 自民現職・古川氏は保守層固め

【参院選2019】埼玉選挙区 立民・枝野代表のお膝元…“右腕”熊谷氏を擁立 自民現職・古川氏は保守層固め

【参院選2019】埼玉選挙区 立民・枝野代表のお膝元…“右腕”熊谷氏を擁立 自民現職・古川氏は保守層固めの画像

 埼玉選挙区は、今回から改選定数が3から4に増えた。

 自民党現職の古川俊治氏は、弁護士資格を持つ、外科医という秀才で、「健康と科学で日本を元気にする」をスローガンに3期目を目指す。人工知能、科学技術の研究で新産業の創出を訴える。今回も保守層をしっかり固め、無党派層にも浸透する。

 自民党は、古川氏が2013年参院選で100万票を突破し、16年参院選でも同党候補が90万票近くを獲得したため、埼玉での2人擁立を検討した。だが、公明党候補に影響が出ると配慮し、断念した。

 公明党現職の矢倉克夫氏は東大法学部卒の弁護士で、経産省に出向経験もあるエリート。公明・創価学会票を固める。16年参院選で同党が獲得した約64万票を再現できれば強い。

 野党陣営はどうか。

 埼玉は、立憲民主党の枝野幸男代表のおひざ元であり、「右腕」という熊谷裕人氏を擁立した。国会議員秘書から、さいたま市議を3期務め、立憲民主党の創設に関わった。埼玉国際マラソンを完走する体力と馬力で選挙区を走る。「枝野氏の地元で下手な当選は許されないと、トップ当選の意気込みで戦っている」(立憲民主党関係者)

 4度目の挑戦という共産党の伊藤岳氏は16年参院選で約48万票を獲得した。改選定数が増えたことで、当選圏内に食い込めるか。

 国民民主党は、元経産省職員の新人、宍戸千絵氏を擁立した。早稲田大学理工学部卒業、米ジョージワシントン大学経営大学院修士という才媛。両親を介護した経験に基づき、「誰もが自分らしく暮らし働ける共生社会を目指す」と主張する。

 日本維新の会は、16年参院選にも出馬した沢田良氏が再度挑戦し、猛追している。

 「日本維新の会は『何でも反対』の左派野党とは違い、政治家が身を切る『議会改革』『行政改革』を大阪で実践している。大阪市長・府知事のダブル選挙で圧勝した勢いを、首都圏や全国に広げたい。沢田氏が前回の約23万票をどれだけ上積みできるかが大きなポイントだ」(党関係者)

 上田清司県知事の後継を選ぶ知事選は8月25日に投開票される。この知事選出馬で辞任する国民民主党の大野元裕参院議員の議席をめぐり、参院補選が10月27日投開票される。そこをもにらみながら各党の激烈な争いが続く。

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