【日本を守る】米が日本を永久属領に…こんな“間抜け”な憲法を改正もせず 日本国民はそれほどたわけなのか?

【日本を守る】米が日本を永久属領に…こんな“間抜け”な憲法を改正もせず 日本国民はそれほどたわけなのか?

マッカーサー元帥

 日本が直面する最大の脅威は何だろうか? 中国でも、北朝鮮でも、ロシアでもない。正解は日本国憲法だ。こんな間抜けた憲法を戴(いただ)いている国は、世界に日本しかない。

 英国の大歴史家、アーノルド・トインビーは「古代ローマ帝国を滅ぼしたのは、帝国の辺境を脅かしていた野蛮人ではなく、国内で“パンとサーカス”の享楽に耽(ふけ)っていた野蛮人(=ローマ市民)だった」と断じている。

 日本国民の多くが「一国平和主義」を褒めたたえているが、「一国享楽主義」でしかない。

 現行憲法は、米国が占領下で日本から永久に軍備を奪って属領にすることをはかった、どう読んでもべらぼうな代物(しろもの)だ。「篦棒(べらぼう)」とは、江戸時代前期に見世物小屋で評判になった信じがたい異様な化け物の名で、「馬鹿」「たわけ」を意味するようになった。

 日本は独立を回復して67年たつが、日本国民はこのべらぼうな憲法を改めていない。日本国民はそれほどたわけなのか?

 いや、日本はアジアで唯一、先進国となった利発な国だ。だったら、原因は何だろうか。

 江戸時代に3世紀近く平和が続いた。徳川家の支配を永続させるのを目的としたから、新しい政治思想を禁じ、能力主義を退けて、血筋と年功序列による硬直した体制をとった。徳川幕府による平和は、明治以後の日本の呪いとなった。

 幕府は泰平を維持するために、何より戦乱を恐れた。武士は幕府が統治思想とした儒教漬けにされたが、「孫子の兵法」の神髄である「兵者詭道也(兵は詭道なり=戦略とは敵を騙すことだ)」を学ばせなかった。幕府は儒教の王道を重んじて、詭計(きけい=ペテン)を否定し、戦略思考がタブーとなった。

 武士道は戦うことが目的でなくなり、勝つことではなく、「死ぬ」ことに価値が与えられ、精神修養の哲学に退化した。

 江戸時代の庶民を涌かせた「忠臣蔵」は、吉良邸に突入する前に、正門前で大石内蔵助が山鹿(やまが)流の陣太鼓を高らかに打ち鳴らすのが、見世場となっている。四十七士は奇襲したはずだったが、奇襲となると王道に反した。

 明治維新が徳川体制を一新したから、才気ある人々が国を導いたが、日清、日露戦争に勝つと、自信過剰を患って江戸時代へ戻った。

 日本は先の対米戦争で、軍官が年功序列によったために、ボロ負けした。戦後、高度経済成長によって、世界第2位の経済大国となると、日露戦争後に似るようになった。

 日本国憲法が戦略思考を奪ったために、憲法が家康公の祖法(そほう=祖先から代々伝わる法)となってしまった。=おわり

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『フーバー大統領が明かす 日米戦争の真実−米国民をも騙した謀略』(勉誠出版)、『グローバリズムを越えて自立する日本』(同)など多数。

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