格闘家市議・桜井“マッハ”速人が「政治で人助け」に挑む

格闘家市議・桜井“マッハ”速人が「政治で人助け」に挑む

リングの前でポーズを取る桜井速人氏。龍ケ崎市議への闘志を燃やす=同市若柴町

 4月21日に投開票された統一地方選後半戦。茨城県龍ケ崎市議選では、格闘家の桜井速人氏(43)=同市若柴町=が初当選を果たした。教育や福祉、まちづくりに関する公約で選挙戦に挑み、2番手の得票数となった。「勝ってかぶとの緒を締める。そんな気持ちだ」と語る桜井氏は「議場」という名の新たな“リング”で山積する課題に立ち向かう。

 22議席を29人で奪い合う厳しい選挙戦。「票が見えず、最後の方は焦りも出たが、皆さんに押し上げてもらえた。本当に感謝している」と振り返る。

 同市で生まれ育ち、高校卒業後に上京。平成8年に総合格闘技団体「修斗」でプロデビュー。リングネームは「桜井“マッハ”速人」。階級別の世界王者に輝く一方、「若者のエネルギーを格闘技に向けてほしい」と地元に「マッハ道場」を開設。地元の子供に格闘技を教えるなど青少年育成に励む。

 柔道やキックボクシングも経験した自身が、スポーツに力を入れる同市に「何か貢献できないか」と模索する中で市議への立候補に至った。高齢化の進展と子育て世代の減少を同市の課題と捉える。観光資源の活用などで交流人口を増やし、経済効果を生み出すことで課題を克服したいという。スポーツイベントを催してきた実績や豊富な人脈を生かす考えだ。

 当選した安堵(あんど)感はない。総合格闘技のデビュー戦を思い起こす緊張感だという。「人助けのための政治を意識し、龍ケ崎を支える一人になれれば」と静かな闘志を燃やす。

(海老原由紀)