習主席の初来日を調整 安倍首相と中国外交トップが面会、首脳の相互訪問定着目指す

習主席の初来日を調整 安倍首相と中国外交トップが面会、首脳の相互訪問定着目指す

中国の外交担当トップ、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)氏と会談前に握手を交わす安倍晋三首相=17日午後、首相官邸(春名中撮影)

 安倍晋三首相は17日、首相官邸で、中国の外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員と面会し、6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせた中国の習近平国家主席の来日と、日中首脳会談の開催に向け、調整を進めた。日中関係を安定的に発展させるため、日本側は習氏を国賓待遇で単独で招くことを検討しており、両国首脳の相互訪問を定着させたい考えだ。

 「習氏の訪日を契機に、正常軌道に戻った日中関係をさらに発展させたい」

 安倍首相がこう述べると、楊氏も「これからも(日中関係が)健全かつ安定的に発展していくと確信している」と応じた。

 中国は北朝鮮に影響力を持つため、安倍首相は改めて拉致問題解決に向けた中国の協力も求めた。楊氏はこれに先立ち、河野太郎外相と谷内正太郎国家安全保障局長とも会談した。

 習氏は副主席時代の平成21年に来日しているが、国家主席としては初めて日本を訪れることになる。

 昨年は5月に中国の李克強首相が中国首相として8年ぶりに来日し、10月には安倍首相が日本の首相として7年ぶりに訪中した。  首脳間の相互訪問が再開されたのを受け、日中関係は「完全に正常な軌道へと戻った」(安倍首相)とされる。日本側はこの流れを生かし、首脳間の頻繁な相互往来を定着させ、日中関係の発展の土台を安定させたい考えだ。

 また、日中韓3カ国の首脳による日中韓サミットは中国が次回会合で議長国を務める順番だ。年内に開催される場合、安倍首相が昨年に続いて訪中する形となる。政府は習氏を国賓待遇で日本に招くことを検討しており、国際会議の開催日程などを見極めながら、中国側と交渉を重ねている。

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