政府は冷静「方針不変」 露大統領、平和条約「困難」

 ロシアのプーチン大統領が日露間の平和条約締結は困難との見方を示したことに対し、日本政府は「安倍晋三首相とプーチン氏は日露間に平和条約がないのは不自然だという認識で一致している。条約交渉を加速させる方針は変わらない」(首相周辺)との立場だ。これまでの日露交渉の過程でロシア側が示してきた見解のため、日本政府は冷静に受け止めている。

 プーチン氏は28、29日に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のため来日する予定で、首相周辺は「首脳間で虚心坦懐(たんかい)に話すということ(が重要)だ」と語った。

 外務省幹部は「ロシア側の発信の一つ一つに反応しても仕方ない」と強調。安倍首相とプーチン氏が昨年11月に日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させることで合意していることを踏まえ「合意に基づいてやっていくしかない」と述べた。

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