G20、海洋プラごみ解決策協議 エネ・環境相会議15日開幕

 主要20カ国(G20)エネルギー・地球環境分野の閣僚会議が15日、長野県軽井沢町で開幕する。「環境と経済の好循環」の実現に向け、水素利用の拡大や二酸化炭素(CO2)の回収・再利用といった技術革新の推進について国際連携を呼びかけるほか、世界的な関心が高まるプラスチックごみによる海洋汚染問題について、新興国や途上国を含めて実施可能な解決策について議論が交わされる。

 エネルギー分野では、環境と安全、経済効率性を両立させるエネルギー転換について、G20が主導する重要性を確認。水素利用の促進やCO2を回収・再利用する「カーボンリサイクル」実用化に向けたエネルギーの技術革新に加え、再生可能エネルギーへの投資促進やビジネス環境の整備などが話し合われる。

 環境分野ではプラごみによる海洋汚染対策が議論の柱。昨年の先進7カ国(G7)首脳会議で安倍晋三首相が「途上国を含む世界全体の課題」と発言、G7の「海洋プラスチック憲章」の参加を見送った経緯があり、今回の会合では、プラごみ削減に向けた各国の合意をどこまで引き出せるかが焦点となる。

 会議にはG20加盟国・地域の担当相に加え、国際エネルギー機関(IEA)のトップなどが参加する。日本からは世耕弘成経済産業相と原田義昭環境相が出席。分野別の会合で議長を務めるほか、閣僚間の会談も行われる予定だ。会議は2日間の日程で開かれ、16日午後に共同声明を採択して閉幕する見通し。

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