首相、アフリカ30カ国超と首脳会談へ TICAD宣言「インド太平洋」構想明記

アフリカ30国超と首脳会談へ

 安倍晋三首相が、28〜30日に横浜市で開かれる第7回アフリカ開発会議(TICAD)に合わせ、アフリカ諸国の30人を超える首脳らと個別会談を予定していることが19日、分かった。首相は3年前にケニアで開催されたTICADで、法の支配や航行の自由を重視する「自由で開かれたインド太平洋」構想を提唱しており、政府は今回のTICADで採択する宣言の原案にも構想を盛り込んだ。

 外務省幹部によると、構想を支持していない国も一部にあるが、首相は各国首脳との個別会談で理解を得て、宣言の採択につなげたい考えだ。

 TICADには、アフリカ54カ国のほぼすべての参加が見込まれ、首相はこのうち首脳級が参加する30カ国超と2国間の会談を開く方針。15分ずつ行い、計7時間を超える見通しだ。

 一方、巨額の経済援助でアフリカへの影響力を強める中国がTICADに首脳が参加しないよう働きかけているとされ、日中の水面下の角逐が激しくなっている。「インド太平洋」構想は海洋進出を強める中国を念頭に置いていることもあり、「実際に首脳が参加するのか、ぎりぎりまで確定できない国もある」(政府関係者)という。

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