五輪かじ取り橋本氏、進次郎氏はさっそく“新機軸” 職員らに期待と冷静な声

五輪かじ取り橋本氏、進次郎氏はさっそく“新機軸” 職員らに期待と冷静な声

記者会見する小泉進次郎環境相(左)と橋本聖子五輪相兼女性活躍担当相=11日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)

 第4次安倍再改造内閣が11日、発足した。戦後3番目の若さで初入閣を果たした小泉進次郎氏(38)は課題が山積する環境相を任された。周囲から「発信力が大きい」と期待の声がある一方、「能力は分からない」と冷静な意見も漏れた。五輪相には橋本聖子氏(54)が指名され、来年に控える東京五輪・パラリンピックでのかじ取り役として歓迎する声が上がった。

 この日、小泉氏は初登庁後の幹部職員へのあいさつで、クールビズの期間が今月末で終わることに言及。「法律じゃないのだから10月に入ってもネクタイをしなくて結構」と早くも“新機軸”を打ち出した。

 「あの発信力の大きさは魅力」。環境省幹部は期待の声を上げる。同省では温室効果ガスや廃プラスチックの削減といった課題が山積しており、国内外に取り組みなどを発信することが急務となっているため、別の幹部も「国民目線で発信する強力な大臣」と期待を隠さない。

 ただ、「小泉さんが環境行政について考えをオープンにしたことはなく、現時点で能力は未知数」と冷静に受け止めている職員もいる。

 小泉氏はフリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚で注目を集め、年明けの第1子誕生後に育休取得を検討している。

 実際に育休を取得した三重県の鈴木英敬知事は、小泉氏から入閣決定後に電話で相談を受け、公務や危機管理などの注意点を助言したことを明らかにした。「進次郎さんの発信力でぜひ進めてほしい」とした。

 橋本五輪相への期待も大きい。スピードスケートと自転車競技で夏と冬の五輪に計7回出場。1992年アルベールビル大会では銅メダルを獲得し、「五輪の顔」としてふさわしいと歓迎する声も多い。

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は「(入閣を)受けてくれてよかった。はまり役だ。これまでやってきたことの集大成として思い切って頑張ってもらいたい」とエールを送る。

 女子マラソン五輪金メダリストで日本オリンピック委員会(JOC)理事を務める高橋尚子(なおこ)さんも「スポーツ界への熱意がすごく、先頭を切っていただくのは心強い。スポーツ選手のセカンドキャリアという点でも道がまた開かれたのではないかなと思う」と語った。

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