ガンダムマンホール行きま〜す! 大河原さん出身の東京・稲城市

ガンダムマンホール行きま〜す! 大河原さん出身の東京・稲城市

ガンダムをあしらったデザインマンホール(左端)などを公開した大河原邦男さん(左)と井上ジェットさん=25日、稲城市役所

 東京都稲城市は25日、同市出身のメカニックデザイナー、大河原邦男さんが手掛けたアニメ「機動戦士ガンダム」などのキャラクターをあしらったマンホール5種類を、同日から順次市内に設置すると発表した。

 大河原さんはメカニックデザインの巨匠で、ガンダムのほか、アニメ「ヤッターマン」に登場する「ヤッターワン」などのデザインを手掛けている。同市は平成28年に観光案内所「いなぎ発信基地ペアテラス」前にガンダムや「シャア専用ザク」のモニュメント、29年には分量橋公園にヤッターワンのモニュメントを設置している。

 今回設置されるのは、大河原さんが描き下ろしたガンダム▽アニメ「疾風!アイアンリーガー」のマグナムエース▽ヤッターワン▽アニメ「装甲騎兵ボトムズ」のスコープドッグ▽マルチクリエイターの井上ジェットさんが描いた同市の公式キャラクター「稲城なしのすけ」−の5種類。25〜30日に市内の駅近くの歩道などに設置される。

 大河原さんは、デザインしたマンホールは右側に多摩川、下部に里山を表現したと説明。「昔からここに住んでいて、父親からは生前、故郷に恩返しするように言われていた。デザインマンホールはチャンスかなと思った」という。

 「観光だけでなく、下を見てもらうことで下水道にも理解を示してもらえれば」と同市の担当者。同市は来年1月15日からデザインマンホールを巡るフォトラリーを実施する予定だ。

 「デザインマンホール」が都内でも注目されている。地域の観光名所が描かれるなど自治体ごとに個性があり、珍しいマンホールを訪ねて全国各地を旅する観光客も少なくない。都は今年度から、アニメやマンガ、ゆるキャラなどの「キャラクター」をテーマにしたデザインマンホールを対象に、補助金事業をスタート。外国人観光客が増える来年の東京五輪に向けて、観光資源を増やす狙いがある。

 キャラクターを補助金対象としたことについて、都の担当者は「海外には日本のアニメが好きな人も多い。都内各所に置いてツーリズムのようになれば」と話す。都によると、10以上の市区町村で補助金を使ったデザインマンホール設置の動きがあり、25日に「ガンダム」などのデザインマンホール設置を発表した稲城市もその一つだ。

 こうしたマンホールをカード化した「マンホールカード」も人気を集めている。全国の下水道業者などでつくる広報団体「下水道広報プラットホーム」(GKP)が下水道のイメージアップを狙って発案し、平成28年にスタートした。カードには蓋の写真に加え、デザインの由来や設置されている位置座標などの細かいデータも記載されており、各自治体の配布場所に直接出向けば、1人1枚を無料で受け取ることができる。

 12月14日から配布される第11弾を合わせると502自治体605種類に上る。都内でも八王子市や多摩市などで21種類を配布。第11弾では新たに国立市の旧国立駅舎がデザインされたマンホールカードが加わる。稲城市でも発行に向けて申請予定で、「カードを集めている方がいるので、カードファンとガンダムファンの相乗効果もあるのでは」と期待を寄せている。(吉沢智美)

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