桜を見る会野党視察、効果は不明 シュレッダー調査

 首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の野党追及本部メンバーは26日、内閣府を訪れ、招待者名簿の破棄に使われた大型シュレッダーを調べた。疑惑が浮上するたびに現地視察に赴くのは野党の定番だが、身内からも「パフォーマンス先行だ」と懐疑的な声が漏れる。

 「履歴機能があるかを(調べることを)最大の目的に行った。グレー(はっきりしない)状態だ」

 追及本部の黒岩宇洋(たかひろ)事務局長(立憲民主党)は視察後、記者団にこう語った。野党は名簿が共産党による資料請求と同じ日に破棄されたと問題視。25日には「アポなし」で視察を試みて職員と押し問答になった。26日は事前に約束を取り付けてシュレッダーを調べたが、目的の履歴機能の確認は果たせなかった。

 野党の現地視察が空振りに終わるケースは少なくない。立民などは10月に金銭授受問題で関西電力本店(大阪市)などを視察したが、関電側は面会に応じなかった。平成29年5月には学校法人「加計学園」問題で民進党(当時)が愛媛県を訪れたものの、中村時広知事には会えなかった。

 いずれも急な訪問が原因とみられるが、立民幹部は「断られたらそれも絵になる。(メディアに)撮らせるために行っている」とあけすけに語る。

 「物見遊山ではない」。黒岩氏は視察後、追及本部の会合でこう強調したが、立民内には「いつものように騒いで終わり。全く生産性がない」(関係者)と効果を疑問視する声もある。(中村智隆)

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