安倍元総理に見放された片山さつき 高市政調会長への思い入れを物語るエピソード

安倍元総理に見放された片山さつき 高市政調会長への思い入れを物語るエピソード

片山さつき氏

 先の総裁選で脚光を浴びたのは高市早苗政調会長の大躍進だった。そんな彼女に人知れず嫉妬していたのが、片山さつき参院議員。

 政治部デスクによれば、

「高市さんは8月上旬発売の『文藝春秋』に“総裁選出馬宣言”を寄稿しました。それからまもなく、片山さんは所属する二階派の幹部に対して“私も総裁選に出馬したい”と訴えたのです。しかし、片山さんは閣僚経験者とはいえ、参院所属なので派閥として推すことは考えづらく、20名の推薦人を集めることすら困難。結局、出馬はかなわず高市さんの推薦人に名を連ねました。ただ、本人は安倍元首相の側近を自任していて次の総裁選への出馬を諦めていない様子なのです」


■安倍氏が周囲に当たり散らす原因は


“押しかけ女房”よろしく安倍事務所に出入りしているという片山氏。だが、頼みの綱である安倍氏に彼女を担ぐ気があるのかといえば、そうではなさそうだ。

「現状で安倍さんが片山さんに乗り換えるとは思えませんね。今回の総裁選で、高市さんは安倍路線の継承を強く打ち出し、河野さんを上回る議員票を獲得しました。次期総裁選でも高市さんの出馬を求める声は上がるでしょう。キングメーカーを目指す安倍さんにとって、高市さんは新たなカードとなっています」(同)

 高市氏に対する入れ込みぶりはこんなところにも。

 清和会関係者が明かす。

「安倍さんは最近、清和会幹部に対して当たり散らしているそうです。理由は三つあります。まず、安倍さんと対立関係にあった福田康夫元総理の息子・達夫氏が総務会長に就いたこと。加えて、安倍さんの側近である萩生田経産大臣が官房長官になれず、高市さんも幹事長の座を逃した。要は、清和会が強く推さなかったせいで、自分の望む人事が通らなかったと苛立っているわけです。安倍さんは高市さんに幹事長、官房長官を経験させて総理総裁に引き上げたいという思いがあるのでしょう。これは安倍さんが小泉政権で辿ったキャリアと重なります」

 片山氏の場合は片思いの感が否めないが、キングメーカーの寵愛を巡る戦いは、まだまだ続きそうである。

「週刊新潮」2021年10月28日号 掲載

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