“雲隠れ”木下富美子都議は今日現れるのか 自宅で数年前に起きていたもう一つの“警察沙汰”

無免許運転問題の木下富美子都議が当選後初めて出席へ 自宅で数年前に"警察沙汰"

記事まとめ

  • 都議選中に無免許運転で書類送検され、都議会を長期間欠席している木下富美子都議
  • 木下氏は2期目当選後、月額81万7600円の議員報酬など、計527万400円を受け取っている
  • 数年前には、自宅で家から締め出された娘が大騒ぎし、警察沙汰になったことも

“雲隠れ”木下富美子都議は今日現れるのか 自宅で数年前に起きていたもう一つの“警察沙汰”

“雲隠れ”木下富美子都議は今日現れるのか 自宅で数年前に起きていたもう一つの“警察沙汰”

木下富美子都議

 都議選中に無免許運転で書類送検され、説明責任を放棄したまま都議会を長期間欠席している木下富美子都議(55)に新たな動きである。今日、当選後初めて議会に出席する意向を示しているというのだ。この間、東京・豊島区の自宅には在宅の気配はなし。改めて周辺を取材すると、数年前から“近隣トラブル”を抱えていたことが判明した。

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■公営企業委員会で質問予定


 都民の怒りは沸点に達している。7月に2期目の当選後、月額で81万7600円の議員報酬と50万円の政務活動費4カ月分、計527万400円を受け取り続けながらも、木下氏は一度たりとも議会に姿を現していないからだ。

 この間、都議会では2度の議員辞職勧告決議を可決。3度の召喚状を出したが、なしのつぶてだった。このまま12月まで在職を続ければ、約200万円ものボーナスまで支給されてしまうとあって、都議会は議員報酬を制限する条例の制定に動くなど対応に苦慮してきた。

 だが、ここに来て事態は急展開を迎えている。今日の議会に木下氏が出席する意向を示しているというのだ。議会局広報課が説明する。

「4日に、ご本人が9日午後1時から開かれる公営企業委員会に出席し、質問する準備を進めているという情報が入ってきたのです。議会としては、その前にまずちゃんと長期欠席の理由について説明するよう求める文書を、5日に正副議長名で本人に送付しました。ただ、その返事はまだ届いておりません」


■一軒家から姿を消した


 一部報道によれば、木下氏は関係者に出席すると返事をしているという。今日、都庁には多くの報道陣が駆けつけ、上を下への大騒ぎとなることが予想される。

 では、この間、木下都議はどこで何をしていたのか――。記者は1カ月前から、木下氏が住んでいたという豊島区の一軒家を定期的に訪れたが、何度インターフォンを押しても応答はなかった。夜も灯りがつかない。自宅前には本人が乗っていたというスクーターと自転車が置かれたままだった。

 近隣住民も、こう証言する。

「騒動が起きてから、まったく姿を見かけていません。2カ月くらい前までは娘さんが住んでいたようですが、最近は誰も出入りしている様子はありません」

 だが、続けてこうも言うのだ。

「正直、いなくなってほっとしています」

 理由を聞くと、複数の住民が“近隣トラブル”について語り始めた。

「トラブルが絶えないお宅だったんですよ。家の前にいつもご本人が乗っていたバイクが停めてあるんですが、道にはみ出るようにして置かれていることが多いんです。それを注意しに行った方ともめたこともあると聞いています。気遣いできない、気性が荒い人で、ここらでは有名でした」(近隣住民)


■深夜に“ガシャーン、ガシャーン”


 さらに、頻繁に家の中から聞こえてくる木下氏の“怒号”にも悩まされていたという。

「引っ越されてきたのは20年くらい前ですかね。最初は旦那さんもいらしたんですが、やがて出ていかれて、その後は娘さんとお二人で暮らしていました。その娘さんと激しくやり合うのです。数年前ですかね、かわいそうに、娘さんが深夜に家から締め出されてしまったこともありました」(別の近隣住民)

 当時、娘はまだ高校生だったという。深夜で心細かったのであろう。娘は自分の家にめがけて砂利石を投げ始めたという。

「真夜中にガシャーン、ガシャーンって、小一時間ずっと。大騒ぎですよ。当然、近所から通報が入り、パトカーがやってくる騒ぎになりました。娘さんが今回の騒ぎに巻き込まれて、どうなっているかが心配ですね」(同前)


■近所は“票”にならない


 その時の爪痕なのだろう、2階にヒビが入ったままの窓があるのが確認できた。木下氏の知人はこう語る。

「あの人にとって、ご近所はどうでもいい存在だったんですよ。彼女の選挙区はお隣の板橋区。ご近所は彼女にとっては“票”にはならないんです。そもそも近所では、彼女が都議をやっていたとは、騒動が起きるまで知らなかった人も多い。表札も彼女の旧姓のままでしたので、ほとんどの人が騒動があって初めて、彼女が木下都議だということを知ったようです」

 地域の苦情や要望を汲み取る立場である地方議員でありながら、このような近隣トラブルを抱えていたのである。無免許問題以前に、議員としての資質を欠いた人物だったと言えよう。果たして、木下氏は明日、どのような姿を見せるのか。何を考えていて、どうするつもりなのか。きちんと納得いく説明を尽くしてほしい。

デイリー新潮取材班

2021年11月8日 掲載

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