立民「福山幹事長」が来年の参院選で”落選危機” カギを握るのは“立民憎し”のかつてのお仲間

立憲民主党・福山哲郎幹事長が議席を失う可能性 前原誠司氏が維新候補を全面的支援か

記事まとめ

  • 立憲民主党・福山哲郎幹事長が来年7月の参議院選挙で議席を失う可能性があるという
  • 国民民主党・前原誠司氏が福山氏と完全に決別し、維新候補を全面的に支援な気配らしい
  • 4年前、前原誠司氏は希望の党への合流を決断したと責任者として『戦犯』扱いされた

立民「福山幹事長」が来年の参院選で”落選危機” カギを握るのは“立民憎し”のかつてのお仲間

立民「福山幹事長」が来年の参院選で”落選危機” カギを握るのは“立民憎し”のかつてのお仲間

議席を守れるか微妙と言われている福山哲郎氏

 衆院選で議席を13も失ってしまった立憲民主党。このままでは来年7月の参院選でも厳しい戦いが強いられそうだが、中でも気がかりなのが京都選挙区である。改選を迎える福山哲郎幹事長(59)が、議席を守れるか微妙な状況にあると言われているのだ。福山氏の脅威となっているのが、新たに候補者を擁立予定の日本維新の党。さらに、かつて同じ釜の飯を食った“あの男”も、敵方に付きそうな気配で……。

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■京都でも維新ブーム


 維新の党勢は、京都でも日増しに高まっている。地元の政界関係者が語る。

「もともと京都人は大阪に対して一線を画すところがあり、維新はそんなに人気がありませんでした。橋下徹さんが旋風を巻き起こしていた頃は、“下品な政党”みたいな見方をしていたくらい。ただ、コロナ禍で陣頭指揮を執る吉村洋文・大阪府知事が連日テレビに映り、ヒーロー的扱いになっていくにつれて、評価が一変したのです」

 先の衆院選で維新は、京都府内で比例票を大きく伸ばし、自民党の約33万8000票に次ぐ26万6000票を獲得。これを受け、11月10日、維新の馬場伸幸幹事長は、次の参院選で京都に独自候補を擁立する方針を明かした。二人区の京都では現在、福山氏のほかに、自民党から京都市議の吉井章氏が出馬を表明、共産党も候補者を立てると見られている。維新は、今の勢いならば勝てると踏んだのである。


■維新と急接近する前原氏


「今回の改選にあたる前々回の選挙では、1位が自民党候補、2位が福山氏で、3位が共産党候補だった。京都は共産党支持者が多く、前回2019年の参院選では共産党候補が2位に食い込み当選しています。この三つ巴の中に維新が参戦すれば、大混戦になることが必至です」(同前)

 ここでキーマンとなってくるのが、国民民主党の前原誠司氏なのである。中央ではすっかり見る影もなくなった前原氏だが、京都では10回連続当選を重ねてきた実力者。いま、前原氏は維新と急接近しているという。

「維新メンバーと勉強会を重ねるだけでなく、もともと昵懇な関係にある橋下氏とも、頻繁に会っているようです。地元の後援会に対しても『維新と保守改革の勢力を結集して参議院選挙に臨む』と話している。かつての側近である福山氏と完全に決別し、維新候補を全面的に支援しそうな気配です」(同前)


■4年前の“怨念”


 なぜそこまでして、福山氏を追い落とそうとするのか。

「4年前、希望の党を立ち上げた小池百合子・東京都知事が『排除します』と発言したことで、野党が分裂した時の恨みもあるのでしょう。あの時、民進党党首だった前原さんは、希望の党への合流を決断した責任者として“戦犯”扱いされました。あれ以来、前原さんと立民の重鎮たちの間には大きな溝が出来ているのです」(同前)

 とはいえ、これまで地元では表面上こそ良好な関係を保っていたという。

「先の衆院選では、両党が敵対しないよう協力し合う覚書を交わしていました。ただ、前原さんは立民に応援要請まではしなかった。もちろん、応援など必要ないくらい選挙に強い事情もありますが、根底にあるのは立民憎しなのです」(同前)

 前原氏の動きを巡っては、「維新がこのまま勢力を拡大していくならば、将来的に合流しようと考えているのではないか」(地元市議)と指摘する声も。立民は先の衆院選で、辻元清美氏が落選し、枝野幸男代表も苦戦を強いられた。さらに福山氏クラスの重鎮が議席を失うとなれば、いよいよ落ち目となる。果たして、来夏までに挽回できるのか。

デイリー新潮編集部

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