「菅義偉前首相」が「岸田首相」からの協力打診に返答した“熱い”中身とは? 副総理格での入閣情報は本当か?

「菅義偉前首相」が「岸田首相」からの協力打診に返答した“熱い”中身とは? 副総理格での入閣情報は本当か?

菅前首相 副総理格で入閣か

「菅義偉前首相」が「岸田首相」からの協力打診に返答した“熱い”中身とは? 副総理格での入閣情報は本当か?

菅氏が首相になるまでベールに包まれてきた菅夫人はバツイチ

■失意の退陣から1年


 安倍晋三元首相の非業の死を受け、菅義偉前首相に注目が集まっている。9月上旬に予定される内閣改造で副総理格での入閣が取り沙汰され、実際報じられた。失意の退陣からおよそ1年、再び表舞台に立つことはあるのか。その情報の真贋についてレポートする。

 菅氏の入閣情報については、例えば以下のような報道があった。

岸田文雄政権と距離を置いてきた自民党の菅義偉前首相が復権するか、党内で関心が高まっている。参院選後の連携もささやかれていた安倍晋三元首相が死去し、計画していた勉強会の開催が見通せない一方、9月上旬に予定される内閣改造・党役員人事で菅氏の要職起用が取り沙汰されている》(7月24日、北海道新聞)

《自民党の安倍晋三元首相の死去を受け、菅義偉前首相の動向に注目が集まっている。先の参院選で菅氏は自民系候補らの応援演説で人気を集めたほか、岸田文雄首相が安倍氏死去直後の7月11日、「与党・自民は覚悟を新たに一致結束する」と述べたこともあり、9月上旬に予定されている内閣改造・党役員人事で挙党体制の象徴として、副総理への起用が取り沙汰されているためだ》(7月27日、産経新聞)


■決められない岸田首相へのイラ立ち


「菅前首相は去年9月の退陣以降、二階派、森山派と同様に非主流派に甘んじてきました。ただ、新型コロナの抑え込みなど、在任時には評価されにくかった政策への注力ぶりが退陣後に見直されるようになったこともあり、徐々に影響力を取り戻しつつあったのも事実です」

 と、政治部記者。

「岸田首相は、安倍・菅の両氏という前任者による強引な政権運営が世論の反発を招いた部分が少なからずあったと分析し、”聞く力”を前面に打ち出して総裁選やその後の解散総選挙を勝ち抜きました。ただ、その後は検討するとは言うものの、何もコトを進めないし決められないという点から”遣唐使”ならぬ”検討史”といった不名誉なニックネームをつけられており、相対的に菅氏の決断力や行動力への期待が高まっていると言えるでしょう」(同)

 そういった状況の中で、安倍氏への銃撃事件が発生し、自公は参院選に勝利を収めた。

「岸田首相が参院選に勝利すれば、その後に大きな国政選挙がなく存分に自身の影響力を行使できることから”黄金の3年がやってくる”などと言われてきました。ただそれは、党内の様々なパワーバランスが取れたうえでの話であって、その前提が安倍氏の死去で怪しく、そして脆くなってしまったことは否定できません」(同)


■安倍氏の不在がもたらす焦り


 政治部デスクにもう少し具体的に説明してもらうと、

「党内一の勢力を誇る安倍派において、ボスである安倍氏は派内の意見や主張をしっかりと束ねていました。それは安倍氏自身の求心力が十分に高かったせいでもありますが、一方で、有力な総理総裁候補を”四天王”などと持ち上げたりはするものの、ちゃんと後継者を育ててこなかったことにもつながっていくわけですが……」

 それはともかく、話を戻してもらうと、

「重しとなっていた安倍氏が不在となった安倍派はすでにまとまりを欠きつつあり、党内の権力構造が一変する可能性も秘めています。岸田首相にとって当選同期の安倍氏の死はショックだったでしょうが、悲しんでばかりもいられず、その死がもたらす不確定要素や波乱の要因は取り除いておきたいと考えるのは、政治家として当然のことでしょう」(同)

 その「不確定要素や波乱の要因」の1つが菅氏ら非主流派の動きに他ならない。

「実際すでに岸田首相は菅氏側にアプローチし、協力を仰いでいます。つまり菅氏に対して内閣改造での入閣の打診があったということですね」(同)


■菅氏が岸田首相に伝えた本音とは?


「菅氏は即答を避けましたが、本音では“日本の課題は山積している。政治家は仕事をしてナンボだ。仕事に燃えている。とにかく仕事をめちゃめちゃしたい”ということで、その熱意を岸田首相側に伝えています。志半ばで首相の座を追われた悔しさや他の誰よりも仕事をしてきたという自負、そしてこれに安倍氏の死が重なって菅氏を駆り立てているという状況です」(同)

 これまで副総理というポジションは名誉職的に扱われることが多かったが、菅氏の意向を踏まえての入閣となるなら、その地位の色合いも変わることになるだろう。

「そうですね。しっかり仕事ができる場所なら入閣はあり得る。それを岸田首相が提供できるか否かだと思いますが、懸念材料はもちろんあります。2人の間に横たわる遺恨ですね。去年、菅氏は、“岸田氏だけは首相にしてはならない。あんな優柔不断な男をトップにすると将来に禍根を残す”などと言っていたことがあり、そのことは岸田首相の耳にも届いていました」(同)

 わずか1年前に首相として落第だと全否定された側が頭を下げて協力をお願いできるのか否か。いつものことではあるとはいえ、岸田首相は人間力を問われているのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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