ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀

ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀

萩生田氏 落選が依存の契機?

ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀

真実を話していないのは誰もが承知

 デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。

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 8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。

 萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。

「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)

 萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。

 また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。


■09年の落選が“依存”の契機


「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同)

 萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。

 地元政界関係者の話。

「もともと二世でも良家の出でもない萩生田さんは強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」

 不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。


■学会からソッポを向かれる悲哀


 八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。

 学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。

 しかし、前出の地元関係者はこう話す。

「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。

「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」

 萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。

デイリー新潮編集部

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