丸川珠代、塩村文夏、朝日記者…「男女問題」が取り沙汰された参院選東京選挙区候補たち

■激戦東京選挙区に渦巻く「権力欲」「色欲」(1/2)


 一強に逆らえない与党。支持率1%の党さえ存在する野党。全く噛みあわない与野党論戦――。お寒い政治状況のなか、夏には参院選が控えている。衆参ダブル選の噂も絶えないが、確実に行われる参院選に興味を持つためにはどうしたらいいか。おススメは「東京選挙区」である。

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 東京選挙区では、良くも悪くも夏祭りの見世物小屋を髣髴(ほうふつ)させる、「多士済々」によるアツい戦いが繰り広げられることになりそうなのだ。

「選挙区制度の改正により、2016年の参院選から東京選挙区の改選議席が5から6に増えました」

 と、大手メディアの政治部デスクが、まずは「熱戦」の前提を解説する。

「首都の選挙区で注目度が高いことに加え、『新設の1議席』を狙うべく、各党が血眼になって候補者擁立合戦を繰り広げています。なにしろ6議席に対し、有力候補だけでも10人前後が立つ状況ですから」

 政治ジャーナリストの山村明義氏が続けるには、

「東京の人は、江戸の時代から初物好きで派手好きな気質があるため、タレント候補や奇抜な候補が有利な一方、3代以上住み続けている人たちは保守化する傾向があり自民党も強い」

 それが東京選挙区の特徴だという。


■根強い仮面夫婦説


 ヘビ女にタコ娘、はたまた人間ポンプと、見世物小屋は奇抜さで売る。今回の東京選挙区も脛に傷持つ面々ばかりで、「インパクト」に関して言えばなかなか濃い顔ぶれが揃っていそうだ。

 例えば、6年前の改選時、東京選挙区で100万票超を獲得してトップ当選した自民党の丸川珠代元五輪担当相(48)である。

「五輪担当相時代は、小池さん(百合子・東京都知事)と森さん(喜朗・五輪組織委会長)との間に挟まれ、右往左往するばかりで何もできませんでした」

 こう振り返るのは、大手紙の自民党担当記者だ。

「結局、安倍晋三総理が『直接介入』しなければならなかったほどです。知名度の高さで重用されてきましたが、環境相時代の失言などもあって、今では大臣候補として名前があがること自体がなくなってしまいました」

 閣僚としての能力なしと烙印を押されてしまった上に、

「夫の大塚拓代議士(自民党)との仮面夫婦説が根強く残っています。かつて、その疑惑を報じた『週刊新潮』の取材に対して、彼女は『お答えしないことに決めました!』と答える謎の対応をして話題になりました。否定せず、事実上疑惑を認めたのではないかと」(同)

 改めて当の丸川氏に訊(き)いたが、期日までに回答はなかった。

「最近でも、小学1年生になったばかりの長男がお受験した際には揃って面接にかけつけるなど夫婦の体裁を保ちつつも、普段は別居生活が続いているようです」(自民党関係者)


■「立民票」が割れる


 丸川氏は議席と家庭の両方を維持する「二正面作戦」を強いられている模様だが、これまでに「男女問題」が取り沙汰されてきたのは彼女に限った話ではない。東京選挙区で立憲民主党から出馬する塩村文夏(あやか)元都議(40)も「派手」な交友関係が耳目を集めてきた。

 塩村氏は都議時代、議会で「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などと野次られたことで一躍有名になる。そして、逆に野次騒動で注目されたことで、

「トヨタ創業家の御曹司や、新聞記者との恋愛遍歴が報道され、彼女自身の『奔放』な過去もクローズアップされました」(御曹司の知人)

 そんな塩村氏に、最近になって「同志兼ライバル」が現れた。5月23日、同じく立憲民主党から、東大法学部卒で朝日新聞政治部記者だった山岸一生(いっせい)氏(37)が東京選挙区で立候補すると決まったのである。本来であれば互いに手を取り合い、打倒自民に邁進すべき同じ党の仲間のはずだが、

「塩村さんは、山岸さんの出馬を脅威に感じています」

 と、ある立憲民主党関係者は明かす。

「彼女は、エリートの肩書を持つ山岸さんが出ることによって、『立民票』が割れることを懸念しているんです。実際、枝野さん(幸男・同党代表)ら幹部は山岸さんをかなり可愛がっている様子で、塩村さんは、朝日新聞が強いとされるリベラル色の強い多摩地区での選挙活動が制限されることになりそうなんです」

 実は塩村氏の元カレの新聞記者も、山岸氏と同じ朝日の記者だった。彼女はどうにも朝日と「縁」が深いようだ。


■駆け巡ったある情報


 その塩村氏をヤキモキさせている山岸氏はと言うと、

「出馬表明直前、彼に関するある情報が一斉に駆け巡りました」

 こう声を潜めるのは永田町雀のひとり。

「山岸さんが民主党政権下の官邸を取材していた時の話で、『番小屋』と呼ばれる記者の詰所において、ライバル紙の女性記者と目を疑う行為に及んでいたというんです。それを衛視さんが目撃していたとか、当時の官邸幹部の知るところとなりふたりは注意を受けたとか、さまざまな噂が飛び交いました」

 目を疑う行為とは弥(いや)が上にも興味をそそられるが、立憲民主党の幹部はこう語る。

「その情報は永田町でかなり広まっていたので、山岸さんの公認を決定する直前に、都連幹事長の手塚仁雄代議士が本人に事情聴取する事態になりました。しかし、山岸さんは事実関係を否定しています」

 改めて山岸氏に尋ねても、代理人弁護士を通じ、

「事実無根のデマが流されている」

 と、完全否定。

 いずれにせよ、そのライバル紙の女性記者とは後に結婚したそうだから、くれぐれもお幸せにと言う以外にない。

(2)へつづく

「週刊新潮」2019年6月6日号 掲載

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