滝川クリステルと結婚の小泉進次郎氏が『育休宣言』 安倍晋三首相は進次郎氏と距離か

記事まとめ

  • 滝川クリステルと結婚した小泉進次郎氏の『育休宣言』で、入閣はないとの憶測が飛んだ
  • 進次郎氏は入閣したが、入閣を牽制された形の安倍晋三首相は厳しい評価を下したという
  • 森山裕国対委員長も、進次郎氏のことを『政策の軸がない』と酷評しているらしい

安倍首相が眉をひそめた「小泉進次郎」のイクメン作戦 入閣でも距離感

 令和最初の内閣改造を前に、小泉進次郎議員(38)の発した「イクメン宣言」には、安倍首相も意表を突かれたという。だが、入閣の如何にかかわらず、2人の間の距離が開いた理由はそれだけではない。一国の宰相は、いかにして党内屈指の人気者との訣別に傾いたのか。

 かねて取沙汰されていた小泉議員の“入閣拒否”の姿勢が露わになったのは、8月31日、地元横須賀で支援者を集めて開かれた個人演説会でのことだった。

 政治部デスクが言う。

「小泉さんは今年で議員生活10年。そこでこれまでの活動を振り返る動画が会場で流されました。ただ、当日のメディアの囲み取材に関しては、直前になるまで、決めあぐねていた。滝川クリステルさんとの結婚など、記者から“何を聞かれるか分からない”と不安を漏らしていたそうです」

 結局、会の最後で囲み取材は行われたわけだが、そこで飛び出したのが、“育休宣言”である。来年早々にも生まれる第1子について、

〈(育休を)率直に考えている。色んな方のアイデアを聞きたい〉

 と、語ったのだ。

「そこから、“育休を取るのであれば、入閣はないのでは”という憶測が飛び交ったのです。さすがに大臣の激務の中で育休を取れるほどの余裕はないでしょうからね」(同)

 その後、育休の内容について本人はさしあたって明らかにしなかったが、イクメンをアピールすることで「予防線」を張ったというのが大方の見方である。

「以前から官房副長官への抜擢が噂されていました。しかし、彼自身は党の厚労部会長の続投を希望していたのです」

 とは、自民党関係者。

「本人は“政策を勉強したい”ということでした。根底に“政策に強い議員になりたい”という憧れがずっとある。裏返せば、今は政策に強くない議員だと自覚しているわけです」

 実際、彼がこれまで手掛けた農協改革や国会改革については、特筆すべき成果を挙げられず、

「国会改革に否定的だった森山裕国対委員長は小泉さんのことを“政策の軸がない”、“他人の言うことを鵜呑みにしてばかり”と辛辣に語っています」(同)

 小泉議員の振舞を苦々しく思っている官邸・与党幹部も少なくないのだ。

 もっとも、

「本音は、入閣に意欲を見せながら、安倍総理に袖にされたのでは格好が悪いということ。だから、自ら拒絶のメッセージを送っていたという形にしたかったのです」(同)

 散々な言われようの小泉議員だが、当の安倍首相も厳しい評価を下している。

 この関係者が続ける。

「すったもんだしましたが、育休宣言で入閣を牽制したことを総理はよく思っていない。その発言の前から今回の“処遇”は決まっていました。閣内に入れようが入れまいが、進次郎さんとは今後、距離を置くということ。というのも、そもそも、安倍総理は2年前の改造時に官房副長官を打診し、断られているのです。総理は進次郎さんの父である小泉純一郎政権時代に自身が官房副長官を務め、その重要性を熟知している。実際、進次郎さんについても“いずれは閣僚をやらないといけない。副長官は良い。やると政権のことがいろいろと分かってくる”と話していました。しかし、進次郎さんは時期尚早だと断ってきた。安倍総理からすれば、メンツを潰された格好だったのです」


■総理が嫌がっている


 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も指摘する。

「小泉さんは2012年の総裁選のみならず、昨年も石破さんに投票しています。安倍さんの石破さんへのライバル心は相当なもの。その石破さんに2回も投票した小泉さんは総理にとって許せない存在のはずです」

 一方、小泉議員と同じ神奈川県選出の菅官房長官といえば、

「かつてはポスト安倍として河野太郎外相を推していました。しかし、大臣就任後の河野さんは、駐日韓国大使をメディアの前で叱りつけるなど、スタンドプレーが過ぎた。河野さんへの評価が下がる一方、2年前の横須賀市長選などをきっかけに、近い関係となった菅さんは今回の人事で小泉さんを押し込もうと動いてきました。しかし、総理は小泉さんが総裁候補になることに危機感を覚え、菅さん自身も“総理が嫌がるんだよなあ”と周囲にこぼしていた。総理がなかなか態度を鮮明にしなかったのは、支持率が安定し、小泉人気の必要性が薄れているということもあったのでしょう」(先のデスク)

 永田町では男の嫉妬ほど恐いものはないと言われる。改造劇で明らかになったのは、戦後最長の在任期間を更新した首相とイクメン議員との暗闘だった。

「週刊新潮」2019年9月19日号 掲載

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