元プロレスラー「馳浩議員」と元総合格闘家「須藤元気議員」が永田町で“筋肉談義”

 一般の方はほとんどご存知あるまい。実は、衆議院第二議員会館の地下には立派なトレーニングジムがある。先日、国会議員にしては、やけにガタイのいい2人の男が談笑している様子が目撃された。自民党の馳浩元文科大臣(58)と7月の参院選で初当選を果たした立憲民主党の須藤元気議員(41)だ。

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 国政情報センターが制作する『国会議員要覧』の議員会館地下案内図には記載されていないが、衆議院第二議員会館の地下3階に、トレーニングジム「国会健康センター」がある。

 衆議院事務局によれば、

「広さは約1540平方メートル(約466坪)で、エアロバイク5台、ランニングマシン4台、クロストレーナー1台、パワープレート2台、ウエイトトレーニングマシン6台、アークトレーナー1台、ダンベルセット、卓球台3台を備えています。トレーナーも1名常駐しています。利用できるのは、議員と秘書、国会の職員で、利用時間は平日の9時から19時30分までとなります。土日祝日、年末年始は閉館となります」

 シャワー室も完備というから、民間のトレーニングジムに引けを取らない本格的ジムなのである。

 8月某日、2人の屈強な議員が国会健康センターでトレーニングに励んでいた。馳議員と須藤議員である。

 永田町関係者が2人の様子を語ってくれた。

「2人はスクワットを一緒にやっていました。馳さんが須藤さんにアドバイスして、『こうやると、この筋肉に効くぞ』と言うと、須藤さんが、『先生、さすがですね』と応じていました。馳さんは、ニヤリと笑っていました。和気藹々と筋肉談を繰り広げていましたね」

 馳浩議員は、1984年のロス五輪レスリング・グレコローマンスタイル90キロ級に出場したことがきっかけで、ジャパンプロレスに入団。その後、新日本プロレスに移籍、IWGPジュニアヘビー級王座、IWGPタッグ王座を獲得。96年に全日本プロレスに移籍した。95年に参院選に立候補し初当選。2000年には、衆院に転じた。06年にプロレスラーを引退。15年に文部科学大臣に就任し、現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問会議・顧問を務めている。

 一方、須藤議員は、拓殖短期大学在学中にレスリング・グレコローマンスタイルで全日本ジュニアオリンピック優勝。大学卒業後、米ロサンゼルスのビバリーヒルズ柔術クラブに所属し、アメリカの格闘技大会に出場して経験を積み、1999年に帰国して日本の総合格闘技団体「パンクラス」を主戦場に活躍。2002年にK-1WORLD MAXに参戦し、06年に現役引退。以後は作家、タレント、俳優、ミュージシャンと多岐に渡って活躍した。08年に拓殖大学レスリング部監督に就任し、最優秀監督賞を10回受賞した。


■現役時代と変わらない筋肉


 2人は現役時代対戦したことはないが、監督として、09年5月にレスリングの東日本学生リーグで戦ったことがある。拓殖大学レスリング部監督だった須藤氏は、馳浩監督が率いる専修大学と一戦を交えた。この時須藤氏は、当時こんなコメントを残している。

「馳さんに試合前、『選手同士で決まらなかったら、勝負するか?』と言われました」

 結果は、拓殖大が5−2で専修大に勝利した。

「馳議員は今でも年に1回、レジェンドレスラーが集結する武藤敬司プロデュースの『プロレスリングマスターズ』のリングに上がっています。今年も8月30日に東京・後楽園ホールで行われたマスターズに出場しましたが、58歳なのに、現役時代と変わらないような筋肉で会場を沸かせたそうです。馳議員の鍛え抜かれた身体を見て、政界関係者からは、『再入閣はないな』という声も。そんな話があれば、トレーニングどころではありませんからね」

 と語るのは、先の永田町関係者。2人は国会ジムの常連だという。

「馳議員は、『(今でも試合に出るという)目標があるとトレーニングに集中できる』と言って、議員会館のジムを頻繁に利用しています。馳議員と一緒になった議員の話では、かなりハードなメニューをこなしているそうです。ジムには女性トレーナーがいるのですが、そのトレーナーに、『今日はスクワット300回だっ』と言ってカウントさせていますよ。一方の須藤さんも当選後、議員会館ジムで何度も目撃されています。最近は、馳議員と一緒になって、トレーニンングをしているというわけです」

 こういう時は2人で政治の話をしたりするのだろうか。是非、ご本人たちに聞いてみたいものである。

週刊新潮WEB取材班

2019年10月6日 掲載

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