元上智大生が語った小里泰弘議員との「愛人契約」の中身、手切れ金はいくら?

元上智大生が語った小里泰弘議員との「愛人契約」の中身、手切れ金はいくら?

小里泰弘前農水副大臣

■愛人契約の次期農水大臣から手切れ金をゆすった美貌「上智大生」の請求書(1/2)


「次期農水大臣」の声もある当選5回の小里(おざと)泰弘前農水副大臣(61)は、会員制ラウンジの美貌「上智大生」と愛人契約関係にあった。が、つい先日、手切れ金を要求する請求書が届き、これを半ばゆすりとられた。1晩10万円を得ていた、今どきインテリ女の言い分とは?

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 世間が師走の足音を聞き始めた2週間ほど前のことである。

 当選5回にしては世間にほとんど知られていないが、太眉にたらこ唇、ともすれば同郷の“西郷どん”を思わせる選良に“請求書”が送られてきた。

 その選良とは他ならぬ小里泰弘代議士で、鹿児島県姶良(あいら)郡霧島町(現・霧島市)生まれの61歳。その経歴を駆け足で辿っておくと、1983年に慶応大法学部を卒(お)え、野村證券に入社。90年、父・貞利氏の労働相就任に伴って大臣秘書官に転じた。2005年8月の郵政解散で引退する父の後を襲って初出馬。これまで環境副大臣兼内閣府副大臣や農水副大臣等を歴任した農水族で、宏池会から分かれた谷垣グループの所属である。長らく永田町を見てきたベテラン記者が、

「お父さんとは大変親しかったけれど、息子さんは議員会館にいた坊やという感じだな」

 と言うように、典型的な2世議員。

「お父さんがいた頃の宏池会はお公家集団と言われ、官僚出身者や財界2世ばかり。その点、鹿児島県議を6期、副議長・議長もやったお父さんは異色の存在で、派閥の下支え役を担って頭角を現しました。村山内閣のとき阪神大震災が発生、お父さんは震災対策担当大臣を務め、評価が上がって実力者にのし上がる。『加藤の乱』では党総務会長として辞表を胸にしのばせて事態収拾に当たり、宮沢派から派閥を受け継いで小里派を名乗った。愛妻家でバイク好き。若くて美人な奥さんをサイドカーに乗せてのツーリングが趣味だった。息子(泰弘代議士)のことをご両親は優秀だと言って可愛がっていたよ。当選5回で大臣未経験はやや取り残された感じ。キャラクターの薄さがその理由ですが、次の組閣では声がかかる『待機組』です」(同)

 他方、地元の関係者は、

「お父さんは『ミスター新幹線』とあだ名され、九州新幹線鹿児島ルート建設を牽引した。裏返せば、新幹線事業の『窓口』になっていたから、お父さんの周辺にカネが落ちるような仕組みになっていました。そのカネと看板、地盤を引き継いだ2代目は何の苦労もなく選挙を戦ってきたわけですが、そのお父さんが3年前の12月に亡くなったこともあって人心が離れ始めていました。また、“地元にほとんど帰らない”から始まって、良からぬ噂が独り歩きしていましたね」

 と、また違った評価を口にする。

 そんな2代目に、ショートメールによる請求書が届いたのだ。送信元はさるメディア会社に勤務する23歳の女性。上智大在学中は著名ファッション誌の読者モデルのような形で誌面を飾り、キー局のバラエティ番組に出演した顔もある。「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」を地で行くその請求書には大要こうあった。

〈これから転職などを考えておりまして、バタバタ忙しくなってしまう前に、これまでの関係を清算したいと存じます。つきましては300万円をお支払い頂けますでしょうか〉

 受け取った泰弘代議士がその大きな目を丸くしたのは想像に難くないが、心当たりがないわけではなかった。彼女とは上智大の3年生の頃から愛人契約を結んでいたからだ。

 むろん逢瀬の度に現金を渡し、そこで揉めた記憶はない。それなのに今回、穏当な体裁とはいえ、ゆすりのような恰好で金銭を要求するアプローチがあった。

〈俺はトラブルに巻き込まれているのかもしれない〉

 何か気分を害した後の手切れ金ならわからなくもないが、重ねた肉体関係の清算に300万円とは強(したた)かなものではないか。

 落語の世界では、掛取りと呼ばれる借金取りと借り手との攻防戦は年末の風物詩で、借り手はあの手この手でツケを免れようとするのだが、代議士はディスカウントを求め金額交渉。すったもんだの末、一定の金額が彼女の口座に振り込まれた。それでコトは済んだ……かに思われたのだが。


■女性が語る「1度に10万円現金で」


「3年ほど前、六本木の会員制ラウンジに勤めていた時に知り合いました。程なく“もっと払うから、外で会いませんか?”とか、そういう感じで誘われて。ホテルで会って、封筒に入った10万円くらいを手渡しで貰っていて。多い時は月に3回とか、ありましたね。食事だけだと10万円の半額ぐらい。私から価格の交渉をしたことはなかった」

 戸惑いながらも、こう打ち明けるのは、当の女性である。鼻にかかった声で話し、ミタパンことフジテレビの三田友梨佳アナを細面にした顔立ち。「六本木のラウンジ」はクラブなどとは違って、彼女と似た境遇の女子が普段着で接客するような雰囲気だ。

「うーん、まあ、最初は(抵抗感が)ありましたけど、うーん。お立場もしっかりしている人だし、彼自身が周りに察知されないように気を使っていたりっていうのは感じていたので」

 ショートメールで、「今日会える?」などとメッセージが来る。逢瀬の場所は東京・赤坂のエクセルホテル東急だが、そこへの出入りは常に別々だった。クリスマスや誕生日の機を捉えてのプレゼントもあり、

「そんなに大きな金額のものはなくて、それこそ10万、20万前後のバッグとか靴とか。アクセサリーとかは……なかったかな? よくわからないですけど」

 就職を控えていた彼女はある会社への口利きも依頼していた。それを質すと、

「あー、そうですね……。でも、もともとそこは第1志望ではありませんでした」

 その六本木のラウンジでは、容姿端麗な女子が入れ替わり立ち替わりやってきて男たちの間に挟まるようにして座る。彼女が見初められたポイントは?

「小里さんが言っていたのは、“可愛い女の子はたくさんいるけど、ある程度の大学を出ていて、会話も噛み合ってというのは大事だ”と。一種、女の人に知性を求めていた節があると思うので、そこなのかな、とは思います」

 足掛け3年に及ぶ蜜月にピリオドを打ったのは?

「あー、私です。会う頻度が落ちていたのと、そもそも自分も自立したいというのもあったし、とか……。(その旨を)ショートメールで送りました」

 一体いくらで話がついたのか?

「最初はもっと大きな額で提示したんですけど。同じようにこういうトラブルを抱えている友人がいて、相場がよくわからなかったので、どれくらいなのかなと思って相談したら“相手に300万を要求し、同額で示談になった”という風に聞いたんです。それで提示した額が300万。で、“さすがにそれは高すぎます”という風に言われたので、“どれくらいならお支払い頂けますか?”と聞くと、180万円ということになりました」

 6掛けに値切ったわけだ。

「もうすでに支払いはして頂いて。振り込みで。2人の間で、〈お互いにこれ以上は関与しない。他言はしない〉という内容の書面を交換し、それで終わり。今回、こうやってお話ししてしまっていますけど。彼側から何か訴えられることはないんじゃないかなと、私は思っているんですけど」

 本誌(「週刊新潮」)が求めたこととはいえ、他言無用の約束があるのに取材に応じてしまったのはどうしてなのか――。確かなのは愛人の金銭要求に、代議士が身震いしたことだ。


■偽名で振り込む相手も


 彼女と代議士の関係を煎じ詰めれば、パパ活、あるいはp活と呼ばれる割り切った援助交際を重ねてきたもので、およそトラブルには映らない。関係を断ちたいなら、和解も清算もなく、フェイドアウトすればよかったのではと思われるのだが、どうしてカネを貰ったのか?

「うーん、なぜ……。それこそ、そうですね、丁度その友人から話を聞いた直後でもあったので、そうするのが正式な縁の切り方ではないかなと」

 その一方で彼女は、

「結構、そういったラウンジとかの飲みの場に(代議士が)行っているとは聞いていたので、まあ、(他の愛人も)いるのかなあ、とは思っていましたけど」

 とも振り返る。事実、「1度に3万円」の援助費用を泰弘代議士本人が偽名を使って振り込む20代のお相手が、この上智女子以外にも2人存在していることがわかっている。また、上智女子の先の話には「同じようにこういうトラブルを抱えている友人」という文言があった。トラブルではないものをトラブル視し、金銭を要求する行為は恐喝に当たる。彼女はその意思を全否定するが、元代議士の若狭勝弁護士に聞くと、

「最初に300万円を要求した際、具体的にどのようなやりとりが2人の間でなされたかが問題です。代議士側は愛人契約の存在を公にされたくはないでしょうから、たとえば、“お金を払わないとそれまでの愛人契約をぜんぶ公にする。公にされたくなかったら、お金を払って”という言い方ならば、恐喝に当たる可能性が出てきます。恐喝は親告罪ではないですから、代議士側が望んでいなくても、場合によっては立件されるケースもあります」

 問題は、公にするということを明示せずに仄めかすだけのケースで、

「むしろその方がよくある話なのでしょう。一般に、男性は女性に対してお金を払えば愛人関係を水面下でウヤムヤにできると期待しますよね。そう認識しながら、女性が男性に対して愛人関係を公にすることを仄めかして金銭を男性に要求すると、女性には故意があると認定できます。だから、その場合も恐喝に当たる可能性が出てくることになります」(同)

 結果として、代議士が警察に言わずにカネで済ませたのは、当事者間でゆすりではないことを確認した結果なのだろう。

(2)へつづく

「週刊新潮」2019年12月19日号 掲載

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