総支配人が直々にお出迎え…萩生田大臣がカジノ業者から受けた“特別待遇”

総支配人が直々にお出迎え…萩生田大臣がカジノ業者から受けた“特別待遇”

萩生田光一文科相

■「萩生田光一」大臣にカジノ汚染の証拠画像(2/2)


 前回記事「萩生田光一大臣に“カジノ汚染”の証拠画像 法案成立直後にマカオで超VIP待遇」で紹介したのは、2018年のカジノ法案成立直後にマカオを訪れた萩生田大臣が、大手カジノ事業者「ギャラクシー・エンターテインメント・グループ」から受けていた超VIP待遇の実態である。

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 萩生田大臣がギャラクシー側から受けた特別な扱い。萩生田大臣一行がホテルに到着した際、ギャラクシーグループの日本法人「ギャラクシー・エンターテインメント・ジャパン」の最高執行責任者(COO)であるテッド・チャン氏がわざわざ出迎えたのはその一つだが、他にもある。 

【1】の画像をご覧いただきたい。萩生田大臣がマカオのフェリーターミナルから車に乗り込み、ホテルに向かったことは(1)で前述した通りで、画像はホテルに向かっている車を捉えたもの。実はこの車、ギャラクシーが用意した黒塗りワゴンなのである。しかも、だ。その車にはギャラクシーの日本法人の総支配人である岡部智氏が乗り込んでいる。なんと、彼は萩生田大臣を出迎えるため、フェリーターミナルまで行っていたのだ。

 なお、萩生田大臣は08年に「カジノ議連」の他のメンバーと共にマカオを視察している。

 議連関係者によると、

「その時の移動手段はバスです。また、『1カ所だけ視察すると後で誤解される恐れがあるので回れるだけ回ろう』と議員の一人が言い、何カ所も見学した」

【2】の画像も「特別待遇」の証拠である。これはホテルのある「ギャラクシーマカオ」に隣接している「ブロードウェイマカオ」の飲食店街を萩生田大臣ご一行が歩いているところを捉えた画像だ。実は、ここにもテッド・チャン氏と岡部氏が同行している。下にも置かない歓待ぶり、とはこのことだろう。

 萩生田大臣ご本人の弁。

「秋元(司・衆院議員)さんと同じ構図のように思われてるとしたら、そこは全然違うんで。電通にいた岡部さんって人が、(ギャラクシーに)転職した直後だったんだよね。ま、彼にしてみれば多少会社にアピールしたいところもあったんじゃないかと思うんですけど。私と知り合いだ、みたいなね。迎えに来ていただいたので、ありがたく乗っけていってもらったんですけど。ただ、お金はかなりきちんと払っているし、便宜を図ってもらったということは一切ございません」


■ロビー活動


 マカオのカジノを取材したこともあるジャーナリストの出井康博氏が言う。

「一般客はマカオの港から無料のシャトルバスを使ってホテルまで向かいますが、萩生田大臣は黒塗りワゴン移動ですか。VIPは違いますね。さらに、ギャラクシー社のカジノ事業の責任者であるテッド・チャン氏がホテルで出迎えたとなると、それは特別待遇と見られても仕方ないでしょう」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「MGMリゾーツやラスベガス・サンズ、ギャラクシーといった大手は日本のカジノに参入できれば莫大な利益を得られることが分かっていますから、各社、様々な形でロビー活動を行う。そこでまずターゲットになるのがカジノ議連のメンバーで、中でも萩生田さんは安倍総理の側近。事業者側はそうした日本の政治状況を把握した上で働きかけてくるのです」

 として、こう語る。

「実際にどの事業者をどこに参入させるかは極めて政治的な案件。だから職務権限を持っていたとしても秋元議員のような小物より、萩生田さんのほうが遥かに影響力がある。そういう立場にある萩生田さんだからこそ、疑いを持たれるような相手と接触すること自体が問題なのです」

 萩生田大臣も同行の白柳氏(大臣の地元、東京・八王子市にある不動産会社「エイト」の白柳雅文会長)もこの「マカオ旅行」について、それぞれのブログでなぜか全く触れていない。やましいところがないなら堂々と書くはずだが――。

「週刊新潮」2020年3月12日号 掲載

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