「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(3)寒い時には正しい姿勢を!

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(3)寒い時には正しい姿勢を!

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(3)寒い時には正しい姿勢を!

 いわゆる「冷え症」は、女性に多いというイメージだが、最近は中高年男性にも増えてきているという。

 昔から「冷えは万病の元」と言われ、冷えを放置すると体にさまざまな不調が生じ、思わぬ病気を引き起こすことになりかねない。

 エアコンによる快適な環境への慣れ、運動不足による筋肉の衰え、残業や家庭サービスなどストレス過多な生活、ビールやサワーなどといった冷たい飲料の過剰摂取、そしてファッション優先の薄着など、中高年男性に特有の生活習慣が大きく影響しているのだ。

 男性の場合は冷えている自覚がない「隠れ冷え」が多い。これに気づかずそのまま放置していると、持病の悪化や肩コリ、腰痛など体に悪影響が出てしまう。そうなる前に「冷え」を自覚し、対処しなければならない。

 冬になると冷えて夜間にトイレに行く回数が増えて困る、という人も多いのではないだろうか。1日に8回以上、夜に1回以上トイレに行くと「頻尿」とされる。心の問題や尿路感染症、前立腺肥大症、老化や水分の取りすぎなどが原因として挙げられるが、やはり冬場の頻尿は冷えとの関係が深いと言われる。

 その背後に隠れているのが「過活動膀胱」。その名が示すとおり膀胱が過剰に活動してしまう病気であり、年齢とともに増える傾向にある。しかも、冷えなどの刺激に過敏に反応して強い尿意が起きるのが特徴的な病気で、40歳以上の5〜6人に1人がこれらの症状を抱えているという。

 さらに体が冷えると起こるのが「血行不良」だ。血流が滞ると、筋肉の活動に必要な栄養が不足することになり、老廃物もスムーズに排出できなくなるため、体のあちこちでコリや痛みが生じやすくなる。

 血行不良を防ぐためには、先ほど述べたように、ぬるめのお風呂につかるのが最も効果的。それでも取れない頑固なコリに「有酸素運動」をすすめるのは西新宿・おくがわ整体院院長・奥川洋二氏だ。

 有酸素運動とは、ウオーキングやジョギング、サイクリング、水泳など、体にある程度以上の負荷をかけながら、長時間継続して行う運動を指す。

「水泳などの有酸素運動で大きく肩周りの筋肉を動かすと柔軟になり、血流も良化、筋肉中に疲労物質がたまりにくくなります。また、有酸素運動を行うと筋肉中の毛細血管が広がり、有酸素運動におけるエネルギー代謝を行う工場であるミトコンドリアの数とサイズが増すと言われています。すなわち、血流がよくなり、代謝循環が促されて、疲労物質がたまりにくい体になるのです」

 また、冬になるとつい身をかがめる「猫背姿勢」になってしまう人も多いのではないだろうか。だが、奥川氏は「寒い冬こそよい姿勢をとるべきだ」と語り、その理由をこう述べた。

「ほとんどのコリの直接の原因は、筋肉内に疲労物質が蓄積することです。その多くは“不良姿勢”が大きく関係しています」

 では、正しい姿勢とはどんな姿勢を言うのか?

「ひと言で言えば、自然で心地よい姿勢、ということになりますが、大きな特徴として“力学的に安定している”“できるだけ骨で構造を支えている”ということが挙げられます」(奥川氏)

 奥川氏に、それを簡単にチェックする方法を挙げてもらうと、

「壁に背中をつけて、次にかかと、お尻、後頭部がつくようにします。その状態で腰のいちばん反っている部分にご自分の手のひらを入れてみてください。手のひら1枚入るくらいのスペースができていたら、ちょうどいい姿勢です。2枚入るとやや反り腰、肩コリ、腰痛などに要注意です。3枚入ると危険域です」

 さあ、あなたも今すぐ正しい姿勢で、健康を手に入れよう!

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