「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(4)防寒グッズと食事で暖かく

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(4)防寒グッズと食事で暖かく

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(4)防寒グッズと食事で暖かく

 これまでの流れから、体を温かくキープしておくことが、冬の健康に何より大事であることが理解できたはずだ。

 それでは、これから効果的な冬の防寒対策を紹介していきたい。まずは、国際中医専門員の田中友也氏に、使い捨てカイロの効果的な使い方を指南してもらおう。

「冬場に増える冷えから来る頻尿や関節・腰の痛みなどは、中医学(中国伝統医学)では足腰や生殖器、ホルモン系などとの関係も深い“腎”と関係があると言われます。腎は冷えに弱いので、“命門(めいもん)”と“腎兪(じんゆ)”という腎を補う2つのツボの辺りにカイロを貼ることで、予防・改善できますよ。

 また、中医学ではウイルスや風邪は肩甲骨の間にある“風門(ふうもん)”というツボから入ってくると言われています。風邪をひきやすい人は、ふだんからここにカイロを貼るといいでしょう。ゾクゾクと寒気がしたり、くしゃみが出たり、鼻水がダラダラ出る、鼻が詰まる時は、熱めのシャワーやドライヤーを風門に当てると効果的です」

 一方、マスクの重要性を語るのは、菅原医師。

「男性、特に中高年のサラリーマンは、外見上の理由でマスクをつけるのを嫌がりますが、免疫力が落ちていると感じた時は、利用することをおすすめします。インフルエンザウイルスはサイズが小さいためにマスクの繊維を通過してしまいますが、ウイルスは唾液と一緒に飛沫として飛散するので、マスクを着用することで飛沫を防ぐことができます。また、喉の湿気を保つのに役立ちます」

 菅原医師は、さらにこんな防寒グッズも有効だと、付け加えた。

「マフラーや耳当てを、なんとなくかっこ悪い、なんていう理由で使わない男性が多いですよね。でも、首元と耳を暖めるだけで、下着1〜2枚分の暖かさの違いがあるんです。最近は目立たないデザインのものも売られていますので、ぜひ積極的に使うようにしてください」

 冬の健康は、食べものにも気を配るべき。田中氏が国際中医専門員の立場からおすすめする食材とは、何か。

「朝起きたばかりの時間はまだ体温が低く、胃腸も活発に動いていません。なので、朝食は菓子パンやヨーグルト、サラダ、スムージーなど体を冷やす物を摂るのは避けたほうがいいでしょう。お味噌汁やお粥、野菜スープ、ポタージュなど、体を温めるものがおすすめです。また、それらの汁ものは、ゆっくり飲むのが効果的。湯気による加湿効果もあるので、冬場に多い喉の乾燥や空咳にもバッチリ効きますよ」

 菅原医師は、鍋料理を推す。

「寒い季節は、なんといっても野菜や魚がたくさん摂れて、栄養のバランスがよい鍋が一番です。現代は食事を一人で食べる、いわゆる“孤食化”が進行していますが、鍋はコミュニケーションも取れるツールとして最適。御飯やうどんといった炭水化物も締めに食べるので、血糖値を急激に上がることを防いでくれます。体の芯から温まる鍋料理は、冬の健康を守ることに最も適した料理なのです」

 充実した食事は、精神的な安定も、もたらしてくれる。体も心もしっかりと温めて、寒い冬を元気に乗り切っていこうではないか。

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