元慶應大学特任教授が完全解説「チョコレート健康法」の驚くべき万能効果!(1)「カロリー」と「糖質」を間違うな

元慶應大学特任教授が完全解説「チョコレート健康法」の驚くべき万能効果!(1)「カロリー」と「糖質」を間違うな

元慶應大学特任教授が完全解説「チョコレート健康法」の驚くべき万能効果!(1)「カロリー」と「糖質」を間違うな

 ちまたに数多くある健康情報の中でも、最大級の驚きを伴うものではないだろうか。甘いお菓子を食べてあらゆる病気から体を守り、改善させる。世の常識を覆す健康法を実践する医師の説明を聞けば、こう思うはずだ。「そんなウマイ話があったのか!」と。

 さて、ここで問題。皆さんは「塩せんべい」と「チョコレート」、糖尿病に影響を及ぼさないのはどちらだと思うだろうか。

「恐らく多くの方が塩せんべいと答えるはずですが、これは糖尿病の食事に関する多くの医師の間違った指導のせい。実は塩せんべいは材料に糖質を多く含む米を使っていて、100グラム当たりの糖質量は82グラムもある。対してチョコレートは高カロリーではあっても、糖質は33グラムと半分以下。せんべいのほうが血糖値を上昇させるため、糖尿病の原因になる。しかもチョコレートには食物繊維が豊富に含まれるため、糖の吸収を妨げ、ポリフェノールの働きで糖尿病治療に効果的なんです」

 こう語るのは、今話題の著書「チョコは糖尿病によく効く、ヘモグロビンA1cがこんなに下がった」(主婦の友社)の著者で、元慶應大学特任教授の栗原毅医師(栗原クリニック東京・日本橋院長)だ。

 食事によって摂取された糖質は小腸から吸収され血糖になり、血液を通って全身に運ばれる。すると血糖値が上昇するが、健康であれば膵臓からインスリンを分泌して血糖値をコントロールしてくれる。

「ところが、膵臓から出るインスリンが十分ではない場合、慢性的に血糖値が高くなる。それが糖尿病なんです。つまり、問題は血糖値を急激に上げないこと。そのためにはカロリーではなく、糖質の摂取が問題になるんです」

「カロリー」と「糖質」をごちゃ混ぜにしてはいけないのだ。

 チョコレートの原料であるカカオには「リグニン」という食物繊維が豊富に含まれ、小腸からの糖質吸収を阻害する働きがある。

「板チョコ1枚に含まれる食物繊維は、だいたいゴボウ半分。さらに腸管内の残留物の排出をする役割もあるので、便秘解消効果もあり、ダイエットにもお勧めです」

 そしてチョコレートがもたらす最大の効果が、カカオに含まれるポリフェノールによるもの。栗原氏は10年ほど前からチョコレートに含まれる高カカオポリフェノールに着目している。

「今や20歳以上の日本人男性の4人に1人、女性の5人に1人が糖尿病もしくはその予備軍と言われている時代。ところが自覚症状が出にくいだけに、なかなか真剣に予防や治療に取り組む人が少ない。で、数年前からクリニックに来る糖尿病患者さんにチョコレートを勧めたところ、その多くに糖尿病の発症リスクに大きく関わる『ヘモグロビンA1c』(過去1、2カ月の血糖値の平均で、この数値が高いと動脈硬化や脳卒中の危険が高まる)の数値が下がるという現象が見られたんです。これには私自身も本当に驚きました」

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