キャリア女性警視にセクハラと訴えられた叩き上げスゴ腕署長の経歴

キャリア女性警視にセクハラと訴えられた叩き上げスゴ腕署長の経歴

滋賀県警による関西生コンの捜査を指揮(C)共同通信社

着任当日、氏名をさらされるとは何とも間が悪い。

 23日付で滋賀県警彦根署に着任した羽田賢一署長が、警察庁に出向していた6年前、元同僚の40代女性警視にセクハラしていたことが明らかになった。

■警視庁の同じ部署の元同僚

 羽田氏は2014年3月から2年間、県警から警察庁に転任し、女性警視と同じ部署に配属された。女性警視を「ちゃん」付けで呼んだり、「女らしくしろ」などと発言。職場や酒席などで卑猥な言動を繰り返したとして、女性警視からセクハラ被害を訴えられた。

 女性警視は15年1月に上司に「セクハラを受けている」と報告。警察庁は2月、セクハラがあったことを認定した。3月以降も、女性警視はセクハラによるストレスから頭痛や目まいを起こして抑うつ状態と診断され、仕事を休んだり、通院治療を受けた。警察庁は17年3月、精神的な不調の原因はセクハラによるものとして、公務災害と認めた。

 18年4月、女性警視は精神的苦痛を受けたとして羽田氏を相手取り、550万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。訴状などによると、女性警視は「職場の歓迎会が行われたカラオケ店で、羽田氏が下着を脱ぎ、尻を出して踊っていた」と主張している。

「女性警視はキャリアです。羽田氏は『ちゃん』付けで呼んだことは認めていますが、セクハラや性差別発言に関しては事実と異なるとして、争う姿勢です。セクハラを否定する警察庁の元同僚の陳述書も提出されていますし、法廷でも『そうした様子は見ていない』と証言しています」(司法記者)

 羽田氏は出向を終えて県警に帰任後、組織犯罪対策課暴力団犯罪捜査指導官を経て、組織犯罪対策課長に就任した。

「暴力団対策指導官として、反社会的勢力への対応について企業や団体を回り、講演や指導を行っていました。18年4月に組対課長就任後、早々に延べ89人を逮捕し、71人が起訴された『関西生コン事件』の陣頭指揮を執った。捜査対象が労働組合ということもあり、他府県警もなかなか摘発まで踏み切れなかったのですが、滋賀県警が先陣を切ったことから大阪府警や和歌山県警も後に続いた。当時、他の県警からも『よくやってくれた』という声が上がったほどです」(捜査事情通)

 実際、どこまでのセクハラ行為があったかは不明だが、相手に不快感を与える言動は慎むべきということだろう。

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