すこぶるタチの悪い「迷惑系YouTuber」の手口 密売人をそそのかし身柄確保を撮影

すこぶるタチの悪い「迷惑系YouTuber」の手口 密売人をそそのかし身柄確保を撮影

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

迷惑系ユーチューバーグループは動画再生回数を稼ぐため、大麻密売人をおびき出し、通報で駆け付けた警察官に身柄を確保させていた。

 密売人が逮捕される場面を動画で撮影し、生配信したとして、大阪府警港署は23日、「ノックチャンネル」のタイトルで動画を配信している東京都内の20〜30代のユーチューバー4人を大麻取締法違反(営利目的所持の教唆)の疑いで書類送検した。

 4人は2月12日夜、購入者を装ってSNSで密売人に連絡を取り、「大麻を購入したい」と伝え、翌13日未明にJR弁天町駅前(大阪市港区)のロータリーで待ち合わせをした。その後、自ら警察に通報して受け渡し場所を教え、密売人が現場から車で逃走し、警察官に身柄を確保される様子を撮影している。

「言うたら、ユーチューバーが密売人に大麻を持って来るよう持ち掛けた“そそのかし”や。電話をかけるヤツ、現地で撮影するヤツなど、それぞれ役割分担しとった。ユーチューバー専門のもんもおれば、他に仕事をしとるメンバーもおった」(捜査事情通)

■警察官、密売人とのやりとりもすべて配信

 グループは2012年にチャンネルを開設。チャンネル登録者数は現在、11万人に達しているが、その内容はあきれるばかり。昨年8月に配信され、登録者数を増やすきっかけとなった「生放送中に警察と協力して麻薬の売人を逮捕!」の手口はこうだ。

 中心メンバーとみられる男が、女性の声をマネて密売人と接触。その一方で偽名を使って愛知県警に通報し、「職質して欲しい」と伝える。密売人が指定の飲食店に入ると、男は密売人が駐車場に止めた車種と色、ナンバーを警察に報告。警察官に包囲された密売人が電話口で「やべえ、終わった」とつぶやくと、「年貢の納め時だ。よーし逮捕だ」と大ハシャギし、「捕まえたぞ、やってて良かった。また悪がひとつ減ったわ」と絶叫している。

 男は再び警察に電話をして「どうなりましたか」と尋ねて礼を言わせ、後日、県警のHPに逮捕者情報がアップされたことに触れ、「完全にコレだよ。オレがやったの。また捕まえてしまった」と悦に入っていた。

 再生回数を増やすためにムチャをするユーチューバーが後を絶たないが、こんなタチの悪いマネをするアホが次々現れたら大迷惑だ。

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