ピンサロ摘発相次ぐ…日本固有の性文化は五輪と共に去りぬ

巣鴨のピンクサロン「曙」を公然わいせつ罪で摘発 東京五輪で摘発相次ぎ消失危機に

記事まとめ

  • 警視庁が東京・巣鴨のピンクサロン「曙」を公然わいせつ罪で摘発し、男女4人を逮捕
  • シャワーがなく、おしぼりオンリーのピンサロは清潔志向の若者には敬遠されがちだとか
  • 東京五輪という国際イベント強行のため、日本独自の性文化ピンサロは消失危機に

ピンサロ摘発相次ぐ…日本固有の性文化は五輪と共に去りぬ

ピンサロ摘発相次ぐ…日本固有の性文化は五輪と共に去りぬ

歌舞伎町をパトロールする警察官ら(C)共同通信社

「またか」――。そう肩を落とした愛好家も多いだろう。警視庁が東京・巣鴨のピンクサロン「曙」を公然わいせつ罪で摘発。男女4人を逮捕していた。男の1人は客だった。

「43歳の女の経営者と33歳のサービス嬢らが逮捕された。広さ6畳ほどの和風個室が5席あり、高さ1メートルの仕切りはあるものの、客にサービスしてるのが通路から丸見えなので公然わいせつに問われた。照明が明るめだったのも摘発理由のひとつ。料金は30分6000円からで、昨年8月から5500万円を売り上げていました」(捜査事情通)

 5月末にも上野のピンサロ「マジックバナナ」の従業員ら8人が逮捕。全裸サービスだったために公然わいせつ罪が適用され、ここでも客1人が逮捕された。五輪直前の浄化作戦のようだが、摘発の主流は従来ソープランドだった。ピンサロの“ご難続き”は珍しい。しかも客まで逮捕されるとは心配だ。風俗ライターの伊藤裕作氏はこう指摘する。

「もともとピンサロは仕切りがなく、隣の客の行為が丸見え。それが来店の楽しみという人もいます。前回1964年の東京五輪では当時のトルコ風呂などが営業を自粛しました。すでにソープはコロナ禍で追い詰められており、警察はピンサロに狙いを定め、『いつでも摘発できるぞ』と警告したのだと思います」

 低価格でスッキリとヌケる庶民の味方だが、近年は減少傾向にある。

「原因は若者の清潔志向です。ピンサロはシャワーがなく、おしぼりオンリー。若者に不潔なイメージを持たれ、敬遠されがち。売り上げが低迷し、廃業する店も増えています。店側は女の子をつなぎ留めるため歩合制をやめ、1時間2000円前後の時給制にチェンジ。粗利が減って薄利多売な上、コロナ禍でますます苦しい。2度にわたる客の逮捕を知って、常連客の足が遠のき、閉店する店がさらに増えないかが心配です」(風俗ライターの蛯名泰造氏)

 ピンサロは日本独自の性文化なのに、五輪という国際イベント強行のため消失危機とは……。やるせない気持ちを解消するため、今のうちに顔を出しておきますか。

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