「硫酸男」のような執拗なタイプに敵視されたら一生の不幸…どうかわす?

「硫酸男」のような執拗なタイプに敵視されたら一生の不幸…どうかわす?

憎悪の念が風化しない(花森弘卓容疑者)/(C)日刊ゲンダイ

 ひとつはっきりしているのは、かなり執拗な性格であるということだ。8月24日に起きた東京・白金高輪駅の硫酸事件で逮捕された静岡大生の花森弘卓容疑者(25)。

 花森容疑者は高校で1年留年し、2016年に琉球大農学部に入学。4年生の時に中退し、昨年、静岡大農学部に編入した。

 被害男性(22)は琉球大時代の映画サークルの1学年下の後輩で、男性が「おい、花森」と呼び捨てしたことに、「タメ口はおかしい。花森さんだろう」などと腹を立てたというが、それも2、3年前の話だ。

「花森容疑者は昨年9月、男性に〈家に泊まらせてほしい〉などとLINEをした。男性が断ってもしつこく頼んでくるのでLINEをブロックしたところ、後日、差出人不明の〈一生後悔しますよ〉という“脅迫状”が届いたそうです。そして花森容疑者は事前に男性の勤務先などを調べ上げ、静岡から上京し、今年7月下旬、六本木で男性に会った。花森容疑者は『年下なのに態度が悪かった』『バカにしていただろう』『おまえの家に行こう』などと詰め寄ったそうです」(捜査事情通)

 当然、男性は断ったというが、その1カ月後、花森容疑者は凶行に及んだ。執拗な男は何も花森容疑者に限らないが、つきまとわれたら一生の不幸だ。かわしようはあるのか。

 米心理学博士で医学博士の鈴木丈織氏は「執拗なタイプの特徴のひとつが被害者意識が強いことで、さらに周囲の人間を敵、味方に分けたがります」とこう続ける。

「常に他人をねたみ、そねんで、恨み、つらみを募らせている。そして憎悪の念は風化しません。『おまえはいいよな』などと口にしがちで、裏を返せば、『俺は不幸だ』と“被害者アピール”をしたいわけです。自分より恵まれている人は敵と見なしたりします」

 関わらないのが一番だが、渡る世間ではそうもいかないことがある。ポイントは不幸話に同調することなんだとか。

「たとえば『あいつのせいで仕事がうまくいかない』と愚痴られたら、きちんと聞いているフリをしつつ、『俺も上司のせいで』などと話を合わせる。自分も同じように不幸だと伝えれば、少なくとも敵視はされない。そこで、『それはおまえが悪いよ』『こうすればいい』などとダメ出しやアドバイスするのはNGです。『上から目線でバカにされた』などと逆恨みされる恐れがある」(鈴木丈織氏)

 常に他人を敵視するような目つきでも見抜けたりするというが、スマホにかまけて周囲への観察を怠っていると、身近な“不審者”にもなかなか気づけない。

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