「高校生レストラン」の仕掛け人に何が…悪質運転で現行犯逮捕、高齢女性は意識不明の重体

高校生レストラン仕掛け人が高齢女性をはね現行犯逮捕 女性は意識不明の重体に

記事まとめ

  • 一般社団法人「未来の大人応援プロジェクト」の理事が自動車運転処罰法違反で逮捕
  • 横断歩道を渡っていた78歳の女性を車ではね、女性は意識不明の重体となった
  • 容疑者は高校生レストラン「まごの店」の運営を指導、伊勢志摩サミットでは手料理も

「高校生レストラン」の仕掛け人に何が…悪質運転で現行犯逮捕、高齢女性は意識不明の重体

「高校生レストラン」の仕掛け人に何が…悪質運転で現行犯逮捕、高齢女性は意識不明の重体

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 三重県松阪市の市道で横断歩道を渡っていた高齢女性(78)を車ではねて重傷を負わせたとして、一般社団法人「未来の大人応援プロジェクト」の理事で、松阪市参与の村林新吾容疑者(60)が2日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで県警松阪署に現行犯逮捕された。

 村林容疑者は2日午前8時40分ごろ、車で市役所に向かっていた。現場は見通しのいい直線道路で、目的地まであと数十メートルのところだった。信号機のない目の前の横断歩道を女性が右から左へ渡っていたが、村林容疑者は気付かず、そのまま突っ込んだ。女性は地面に体を叩きつけられ、その場に倒れ込み、通行人が110番。すぐ近くの病院にストレッチャーで運ばれた。女性は左腕、左足を骨折し、その後、意識不明の重体となった。

「横断歩道は歩行者の聖域で、100%過失はありません。横断歩道に歩行者がいる場合、車は必ず停車しなければならない。それを怠り、被害者は大ケガを負っています。極めて悪質、重罪ということで現行犯逮捕しました。ただ、逃亡や証拠隠滅の恐れがなく、容疑を認めているため、釈放して任意の捜査に切り替えました。なぜ女性に気付かなかったのか、ボーッとしてたのか、カーナビや携帯を見ていたのか、調べを進めます」(捜査関係者)

 村林容疑者は今年3月に定年退職するまで県立相可高校に教諭として赴任。生徒たちが仕入れや調理、接客を担当し、話題となった高校生レストラン「まごの店」の運営を指導していた。レストランはテレビドラマのモデルにもなり、村林容疑者は地元では知らない人がいないほど有名人だ。

 村林容疑者の実家は松阪市の日本料理店。大阪経済法科大を卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校で調理師免許を取得し、職員になった。1994年に専門知識を生かして教職の特別免許を取り、新設された相可高の食物調理科専任教諭となり、調理クラブを立ち上げ、95年にまごの店を始めた。

「5年前の伊勢志摩サミットでは、生徒と一緒に各国首脳の配偶者の昼食会で手料理を振る舞い、喜ばれていました」(地元関係者)

 村林容疑者は「生まれ育った松阪のため、料理人として何かしたい」と市に売り込み、今年4月から「まつさか食のまちアドバイザー」に就任。地元の食材の魅力をPRしていたが、イメージダウンは免れない。

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