京王線刺傷事件ジョーカーに扮した男の身勝手な犯行動機、小田急線の事件と犯行時刻まで酷似

【京王線刺傷事件】8月に小田急線車内で起きた刺傷事件と犯行時刻まで酷似

記事まとめ

  • 31日午後8時ごろ、京王八王子発新宿行きの特急電車の車内で男が無差別に乗客を襲った
  • 「死刑になりたかった」と話しており、小田急線車内で起きた刺傷事件を参考にしたよう
  • 小田急線の事件と犯行時刻まで酷似しており、福岡から上京し計画を練っていたという

京王線刺傷事件ジョーカーに扮した男の身勝手な犯行動機、小田急線の事件と犯行時刻まで酷似

京王線刺傷事件ジョーカーに扮した男の身勝手な犯行動機、小田急線の事件と犯行時刻まで酷似

殺人未遂容疑で逮捕され、送検される服部恭太容疑者(2日、調布署)/(C)日刊ゲンダイ

「仕事を失って嫌になった。友人関係がうまくいかないので、死にたいと思った。2人以上殺して死刑になりたかった。人をたくさん殺すには東京がいいと思った。計画通りにいかなくて悔しい」

 あまりにも身勝手な動機と、周到に計画された犯行だった。東京・渋谷の街がハロウィーンで賑わった夜、バットマンシリーズに登場する「ジョーカー」に扮して無差別に乗客を襲った男は、警察の調べに対し、こう供述しているという。

 10月31日午後8時ごろ、京王八王子発新宿行きの特急電車の車内は、一瞬にして阿鼻叫喚の巷と化した。殺人未遂容疑で逮捕された住所、職業不詳の服部恭太容疑者(24)は、調布駅で京王線に乗車直後、座席にいた男性会社員(72)の目に殺虫剤のスプレーを噴射。右胸を刃渡り30センチのナイフで刺し、別の車両に移動した。

 スーツ姿の服部容疑者は手にしたナイフを乗客に見せつけながら、無表情のままペットボトルに入ったライターオイルを周囲にまき散らし、ライターで火をつけた。床やシートから火の手が上がり、逃げ惑う乗客たち。車内はパニックに陥り、悲鳴や怒号が飛び交い、泣き崩れる女性の姿も。煙を吸ったり、液体をかけられ、10〜60代の男女16人が軽傷を負った。

 服部容疑者は同日午後5時ごろ、京王八王子駅から乗車。渋谷に向かい、6時ごろから約30分間、駅界隈をぶらついた。その後、京王井の頭線に乗り、明大前駅で京王線に乗り換え、調布駅に到着し、特急に乗り込んだ。服部容疑者は携帯電話を持っておらず、所持金もわずか数千円だった。

ハロウィーン大量殺害実行のため上京

 無差別に乗客を狙った今回の事件は、8月に小田急線車内で起きた刺傷事件を参考にしたものだった。

「6月から大量殺人を計画し、小田急線の事件が起きた時、『これだ』と思ったそうです。ハロウィーン当日なら乗客がたくさん乗っていると思い、電車内でやると決めていた。調布までいったん戻ったのは、上り電車の方が乗客が多く、特急なら停車駅が少なく、走行時間が長いと考えたから。小田急の事件では車内にまかれたのがサラダオイルで、火がつかなかったことから、ライターオイルを使った。犯行時刻も午後8時30分だった小田急の事件と似ています」(捜査事情通)

 服部容疑者は今年6月、刃渡り30センチのナイフをアマゾンで購入。その後、福岡から上京し、犯行計画を練っていた。

「仕事を失い、友人関係がこじれ、自暴自棄になっていたのでは。上京後、1カ月ほど経った頃、小田急の事件が起こり、それに触発され、凶行に及んだのではないか」(前出の捜査事情通)

 こんな身勝手でイカれた連中が次々あらわれると、いつ誰が事件に巻き込まれてもおかしくない。

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