同僚をクレーンで振り回し川に投げ入れる 建設作業員4人の壮絶イジメ…溺死との関連を捜査

同僚をクレーンで振り回し、川に投げ入れ建設作業員4人が逮捕 溺死との関連も捜査

記事まとめ

  • 鹿児島県薩摩川内市の天大橋付近で、会社員の小森一郎さん(50)が川で溺れ死亡した
  • 同じ現場で働いていた4容疑者がクレーンで小森さんを宙吊りにしたなどして逮捕された
  • 「川で溺れた」と通報したのもこのうちの1人で、溺死についても追及していくという

同僚をクレーンで振り回し川に投げ入れる 建設作業員4人の壮絶イジメ…溺死との関連を捜査

同僚をクレーンで振り回し川に投げ入れる 建設作業員4人の壮絶イジメ…溺死との関連を捜査

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「作業員が休憩中に川で泳いで溺れた」

 仲間が作業服姿のまま川に沈んでいくのを見た同僚が、119番したのが事件の発端だった。

 10月6日午後3時45分ごろ、鹿児島県薩摩川内市の川内川に架かる天大橋付近で、会社員の小森一郎さん(50)が川で溺れた。通報から50分経った午後4時35分ごろ、約24メートル離れた川内川上流で、消防隊が川底に沈んでいる小森さんを発見。現場で死亡が確認され、死因は溺死だった。

 どうやら薩摩川内署は、当初からこの溺死に疑問を持っていたらしい。小森さんが10月の夕方に作業着姿のまま1人で泳いでいるなど、不自然な点があったことから捜査を続けていた。

 今月3日、同じ現場で働いていた建設作業員の山下昌司(43)、黒木寿(25)、黒木成(23)、深江一人(50)の4容疑者を、暴行容疑で逮捕した。消防に「川で溺れた」と通報したのもこのうちの一人で、逮捕された4人全員が小森さんが溺れた現場にいた。

 小森さんと4人は、今年4月から天大橋の補修関連工事に携わっていた。山下容疑者は1次下請けの建設会社社員で、足場の組み立て作業の責任者。小森さんを含む4人は2次下請け会社の社員で、足場の解体作業を行っていた。5人は会社が手配した薩摩川内市内の宿舎で一緒に寝泊まりしながら、現場で作業をしていた。

 逮捕された4人は8月26日午前9時15分ごろ、川内川の河川敷で2トントラックの荷台に設置されたクレーンの吊り金具を小森さんの体に引っ掛け、川に向かってクレーンを伸ばした。小森さんを宙吊りにしたまま左右に振り回し、上下に揺らした。さらに小森さんを川にドボンと沈めたり、引き上げたりした。今回、4人を“暴行容疑”で逮捕したのも、この8月の一件についてだ。

 調べに対し、4人は容疑を認めているという。

「被害者にフックをかけた作業員やクレーンの運転手など、それぞれが暴行に加わり、小森さんの手足を持って川に投げ込んだものもいる。同僚や別の会社の作業員たちもいじめに気付いていたはずだが、誰も止めようとしなかったようだ。10月に小森さんが溺死した件についても追及していく」(捜査事情通)

 目の前で小森さんの姿が消えた瞬間、4人は何を思ったのか。仲間を川に落として面白がっていたとしたら、人でなしとしか言いようがない。

関連記事(外部サイト)