彼女カネを盗み「生活費」として渡した30歳無職男のフトコロ事情

彼女カネを盗み「生活費」として渡した30歳無職男のフトコロ事情

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 マヌケな「強盗」がいたものだ。

 交際していた女性から現金約60万円を盗んだとして、住所不定無職の野村諭志容疑者(30)が15日、窃盗の疑いで大阪府警捜査1課に再逮捕された。

 事件が起きたのは7月2日。野村容疑者は当時、堺市中区の20代女性宅で同棲し、毎月15万円の生活費を彼女に渡していた。その後、彼女に内緒で仕事を辞め、収入がなくなった野村容疑者は、あろうことか、自宅に置いてあった彼女の現金を盗んだ。そして何食わぬ顔をして「ハイ、これ4カ月分の生活費や」と現金60万円を手渡していた。

「60万円もの大金がなくなれば、いくら何でも気付くやろ。彼女が『お金がなくなった』と野村容疑者に言うたら、『空き巣に入られたんちゃうか?』とテキトーなことを言うて、ごまかしとった。仕事を辞めたことを言えず、それでも生活費は渡さなあかんから、彼女の金に手を付けたそうや」(捜査事情通)

 今回の犯行が明らかになったきっかけは、先月野村容疑者が起こした強盗未遂事件だった。

 野村容疑者は10月4日午後11時40分ごろ、中区内の診療所に侵入。通常なら診療所は午後7時に閉まるが、その日はたまたま事務職員の女性(56)が残業をしていた。

 野村容疑者は女性にモデルガンを突きつけ、「静かにせんかい。殺さへんから金をとる」と脅した。女性が機転を利かせ、診療所内に設置してある防犯カメラを指さし、「ココにカメラついてるけど」と告げると、野村容疑者は犯行をあっさり断念。その場から慌てて逃走した。野村容疑者の所持品から、同棲していた女性名義のポイントカードが見つかったことから、余罪を調べたところ、現金60万円の窃盗事件を自供したという。

 野村容疑者は「誰からもお金を借りられない。収入がなく、他人から奪うしかなかった」と供述。すでに野村容疑者と別れた元カノは、「60万円は空き巣被害にあったと思っていた」と、野村容疑者のでまかせを真に受けていたという。

 盗んでまで生活費を渡す必要があったのか。

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