山口組弘道会系組員がリスク冒してまで奪い返したかった「鞄3個の中身」

押収の盗難車から鞄3個窃盗で6代目山口組弘道会系組員を逮捕 鞄の中身を巡り憶測

記事まとめ

  • 押収した盗難車から鞄3個が盗まれた事件で、6代目山口組弘道会系組員が逮捕された
  • リスクを冒して盗み返しており、よほど大事なものだったのではと捜査事情通は語る
  • 容疑者は、過去にも府警堺北署の駐車場に保管していた盗難車を盗み返している

山口組弘道会系組員がリスク冒してまで奪い返したかった「鞄3個の中身」

山口組弘道会系組員がリスク冒してまで奪い返したかった「鞄3個の中身」

司忍山口組組長(右)と竹内照明弘道会会長(C)日刊ゲンダイ

 大阪府岸和田市で今年9月、府警岸和田署が証拠品として押収した盗難車をレッカー車で移動中、車内に置いてあった「鞄3個」を3人組の男に盗まれる事件があった。府警捜査4課は16日、窃盗の疑いで、いずれも特定抗争指定暴力団6代目山口組弘道会系組員で無職の西村龍樹(45)、若松孝(39)両容疑者を逮捕した。

 8月31日深夜、殺人未遂事件の捜査をしていた岸和田署員が市内で不審な車を発見した。車には西村容疑者が乗っていて、警察官の姿に気付くと車から降り、その場に放置して立ち去った。車は盗難車だった。

 9月1日午前2時10分ごろ、押収した盗難車をレッカー車で署まで搬送中、赤信号で止まった瞬間、後ろをつけていた車から男が降り、無施錠だった後部座席のドアを開けて鞄を盗んだ。さらに岸和田署に入る手前で停車した際も、もうひとりの男が鞄を奪った。

 そこでようやく盗難車から鞄が盗まれたことに気付き、すぐに後を追いかけたが、時すでに遅し。3人組は車をバックさせ、猛スピードで逃走した。赤信号で止まった時に盗まれたことは、後から防犯カメラで分かったという。

 当時、レッカー車の後ろをパトカーが1台ついて走行していたが、犯行時はレッカー車から離れていた。肝心の鞄はまだ見つかっておらず、中身も分かっていない。

「3人がレッカー車で盗難車を持っていかれることを知っとったいうことは、どっかでずっと見とって奪い返すタイミングを見計らってたんかもしれん。これだけリスクを冒して盗み返すぐらいやから、ヤツらにとってよっぽど大事なもんなんやろ。せやなかったら、そこまでせえへん。鞄さえ出てきたら事件の動機付けができるんやが……」(捜査事情通)

■過去にも警察署保管の盗難車を強奪

 西村容疑者は2007年にも仲間3人と府警堺北署の駐車場に保管していた盗難車を、門扉の南京錠を工具でぶっ壊して盗み返している。西村容疑者らは奪った車を泉大津市内の波止場から海中に捨て、証拠隠滅を図った。

 当時その理由について、「車に付いた指紋などから身元がバレる可能性があったので再度、車を盗んだ」と供述していた。

 鞄の中には、西村容疑者ら3人が関与した凶悪事件の「重要な証拠品」が残されていたのかもしれない。

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