丸腰の半グレに“カチコミ”かけられた「神戸山口組」の凋落ぶり

神戸山口組のナンバー2の自宅に乗用車衝突 半グレにカチコミかけられ凋落ぶりが鮮明

記事まとめ

  • 神戸山口組のナンバー2の宅見組・入江禎組長宅に乗用車を衝突させた男が逮捕された
  • 男は半グレ集団の元幹部で、通行人に因縁をつけて暴行を加えることもあったという
  • ナンバー2が丸腰の半グレに襲撃された神戸山口組の凋落ぶりが指摘されている

丸腰の半グレに“カチコミ”かけられた「神戸山口組」の凋落ぶり

丸腰の半グレに“カチコミ”かけられた「神戸山口組」の凋落ぶり

入江禎組長(C)日刊ゲンダイ

 たった1人の半グレにカチコミかけられるとは、大親分も随分ナメられたものだ。

 神戸山口組のナンバー2で、中核組織「宅見組」の入江禎組長宅(大阪府豊中市)に乗用車を衝突させたとして、名古屋市中村区の無職、菅野義秀容疑者(26)が8日、建造物損壊の疑いで大阪府警捜査4課に逮捕された。

 8日午前2時45分ごろ、1人で乗用車を運転していた菅野容疑者は、組長宅の前で車をバックさせて突っ込み、木製の門戸を破壊し、そのまま徒歩で逃走した。事件発生から約1時間20分後、パトカーで巡回していた豊中署員が、車が門に突っ込んだ状態で放置されているのを発見。当時、入江組長は在宅中だったが、深夜だったこともあり、すぐには気付かなかったようだ。付近の防犯カメラには車から降りた男が、その場から立ち去る姿が映っていた。別の捜査員が豊中市内の路上で、画像の男に似た菅野容疑者を見つけ、身柄を確保した。

■府下最大規模「アビス」の元幹部

 菅野容疑者はかつて総勢120人の規模を誇る半グレ集団「アビス」の元幹部で、元リーダーの実兄。「アビス」は大阪最大の半グレグループで、凶悪集団として恐れられていた。菅野容疑者は3年前、対立する半グレが経営するガールズバーを襲撃し、暴行と傷害などの疑いで仲間と共に逮捕されている。

「敵を見つけては集団で金属バットや特殊警棒で襲い掛かり、見ず知らずの通行人にも因縁をつけて暴行を加え、金を巻き上げるなど、手がつけられへんかった。菅野容疑者はガールズバー襲撃後、半年ほど連れの家やホテルを転々として逃げ回っとったんやが、金も尽き、行き場もなくなり、警察に出頭せざるを得なくなった」(捜査関係者)

 当時、「アビス」はガールズバー17店舗を経営し、月5000万円以上を売り上げ、30万〜50万を任侠山口組系(現絆会)の組織に上納。その後、ケツモチを6代目山口組に乗り換えたようだ。

「入江組長宅へのカチコミは、6代目山口組が裏で糸を引いとんのは間違いない。絆会の織田絆誠組長が今何をしとるのか、ほとんど伝わってこうへんし、今一番、力があるんは6代目やからな。半グレ連中やってそんなん分かっとるから、強いところにつく。神戸山口組の中核組織やった山健組が6代目側に合流したように、強いところがなんぼでも大きくなっていくんや」(捜査事情通)

 分裂当時、約2800人いた神戸山口組の組員は今や500人程度。一方、6代目側も6000人から4000人に減ったものの、戦力差は8倍に広がっている。

 入江組長は6代目山口組から離脱前、山口組の総本部長、舎弟頭を務めるなど、最高幹部の1人だった。そんな大物ヤクザの自宅を、組にも属さない丸腰の半グレに襲撃されたのだから、入江組長は今頃、激怒しているに違いない。

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