所得隠し2億8600万円 銀座ママが脱税に手を染めたきっかけ

所得隠し2億8600万円 銀座ママが脱税に手を染めたきっかけ

(青木のり子社長のインスタグラムから)

一体、いくら稼いでいたのか――。

 東京・銀座の高級会員制クラブのママで、人材派遣会社「ダブルファイブ」の青木のり子社長(38=東京都港区)が、法人税約6700万円を脱税したとして、同社顧問、天野文彦税理士(47=千葉県柏市)とともに、東京国税局から法人税法違反の疑いで千葉地検に告発された。

 青木社長は「青木千尋」の源氏名で、雇われママとして勤務。店は2016年にオープンした、銀座でクラブを複数経営するグループの一店舗で、高級店がひしめくクラブの中でもトップクラスの売り上げを誇っていた。

「前の店で働いていたときに天野税理士を紹介され、税務処理を依頼し、12年4月に節税目的で会社を設立した。自分をクラブに派遣する形で、オーナーから得た報酬を同社の売り上げとして計上していた。その一方、売り上げの一部を除いて赤字に見せかけるなどの手口で、17年10月までの5年半の間に約2億8600万円の所得を隠していた」(国税関係者)

 不正に得た金は、会社名義の預金口座に保管していた。

「会社は、飲食店経営、不動産の売買、イベントの企画及び広告業、損害保険代理、生命保険募集に関する業務となっていますが、実態はママを派遣するためだけの会社だった。法人をつくるアドバイスをした人物が誰かは今のところ不明ですが、税務処理はすべて税理士に任せていた。会社の住所は麻布台にあるママの自宅のタワーマンションになっていて、2LDKの部屋が40万円ほどの高級賃貸です。脱税に手を染めたきっかけは、とにかくお金を貯めて早く水商売から足を洗いたかったそうです」(前出の国税関係者)

 青木社長は弁護士を通じて「一部見解の相違もあったが、指導に従い、修正申告と税金の納付を完了した。今後は適正な税務申告に努める」とコメントした。

 所得をごまかしたばかりにガッポリ持っていかれ、当分、この世界から足を洗えそうにない。

関連記事(外部サイト)