東京福祉大は1610人が所在不明 消えた外国人留学生の行方

東京福祉大は1610人が所在不明 消えた外国人留学生の行方

文部科学省の指導を受けた東京福祉大学(C)日刊ゲンダイ

東京福祉大(本部・池袋)の外国人留学生が所在不明になっている問題で、文部科学省と出入国在留管理庁は先日、不明留学生はベトナムやネパール人など計1610人(2016〜18年度)と発表した。

 留学生が不明になる事件は、01年の山形県の酒田短大の例が有名だ。中国人留学生を大量に入学させるも、大半が首都圏で働いていた。02年の萩国際大学(山口県)は中国人留学生が風俗店などで不法就労していた。

 実際、法務省の統計でも、17年に在留資格を取り消された385人のうち、4割以上の172人が元留学生。裏ルートで偽造在留カードを購入し、不法就労をするわけだが、彼らはどこで仕事をしているのか。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう言う。

「留学生や元留学生の働き先として多いのは、ホテルの清掃員やクリーニング業者です。日本語が話せなくても仕事が成り立つためです。都心のホテルなどは外国人観光客の増加で、人手不足に悩んでいますから、受け入れ先として重宝されるのです」

 東京をはじめ、名古屋・大阪・福岡など主要8都市では、外国人旅行客向けホテルの建設ラッシュが続いている。

 8都市のホテル客室数は20年末で32万9000室に上り、16年末に比べて30%以上増える見込みだ。当然、人手がいくらあっても足りない。客室清掃などは下請け任せなので、ホテル側も知らんぷりできる。

「一方、コンビニは在留確認などが厳しいので、不法就労するのが難しいです。ただし、コンビニに納めている弁当屋の製造工場などで深夜に働いているのが現状です」(留学生の不法就労に詳しいジャーナリスト)

 ベトナム人技能実習生が福島原発で除染作業をさせられていた例もある。まさか……と思うが。

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