43歳あおり暴行犯の“凶暴歴” 近隣トラブルや監禁事件での逮捕も

【あおり運転暴行事件】逮捕された宮崎文夫容疑者 相当の余罪が出てくる可能性も

記事まとめ

  • 常磐自動車道のあおり運転暴行事件で宮崎文夫容疑者が逮捕された
  • 宮崎容疑者はタクシー運転手への監禁容疑で逮捕された過去があるという
  • あおり運転は手慣れたもので、相当の余罪が出てくる可能性があるそう

43歳あおり暴行犯の“凶暴歴” 近隣トラブルや監禁事件での逮捕も

43歳あおり暴行犯の“凶暴歴” 近隣トラブルや監禁事件での逮捕も

身柄を確保される宮崎文夫容疑者(左)と交際相手の喜本奈津子容疑屋を乗せた警察車両(右)/(C)共同通信社

逮捕された時、あおり男は帽子を目深にかぶり、サングラス姿でマスクを着け、スカーフで首元を隠し、背中にはリュックサック、手提げカバンを持っていたが、変装したつもりだったのか――。

  ◇  ◇  ◇

 茨城県守谷市の常磐自動車道で起きた「あおり運転暴行事件」で茨城県警は18日、指名手配していた住所、職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)を傷害の疑いで逮捕。

 車に同乗し、暴行の模様を携帯電話で撮影していた交際相手で会社員の喜本奈津子容疑者(51)も犯人蔵匿と隠避の疑いで逮捕した。

 午前11時前、捜査員が自宅マンションから出てきた宮崎容疑者に声を掛け、本人であることを認めたため、警察車両に乗せようとしたが「出頭させてください」と懇願し、約30分にわたって抵抗を試みた。2人で高飛びするつもりだったのか、「ガラケー女」の喜本容疑者もすぐにスーツケースを持って現場に現れ、「ひど過ぎる」とわめいていた。抵抗むなしく、宮崎容疑者は捜査員によってワンボックスカーに押し込まれ、取手署に移送された。

 宮崎容疑者のあおり運転をめぐっては、これまで数々の目撃情報が寄せられていた。茨城以外にも大阪、神奈川、愛知、静岡で会社名義のポルシェ・カイエンターボと代車のBMWのSUVで少なくとも5回、危険運転を行っていた。さらに6月8日には新東名高速を走行中、カイエンがトラックと追突事故を起こしている。

■タクシー運転手を車内に半日…

 各地であおり運転を繰り返した宮崎容疑者は、いったいどんな男なのか。本人のものとみられるSNSなどによると、大阪市の超難関進学校の天王寺高、関西学院大を経てキーエンスに就職。すぐに退職し、塾の英語教師、自動車販売業などを行っていた。

 その後、祖父所有のマンション一棟を相続してから、生活が一変。2018年2月、東住吉区に不動産会社を設立すると、同8月には大阪市中央区にコンサルタント会社を立ち上げ、派手な生活を送るようになった。それなりの賃貸収入があったようで、カイエンは新車価格で2000万円弱。その他、SNSにはフェラーリやベンツなど高級外国車を乗り回し、高級ブランドを買い漁り、一流ホテルに宿泊して豪華な外食をする様子や、元プロ野球選手とのツーショット写真が投稿されている。

 近隣住民がこう言う。

「今年6月、宮崎容疑者が所有するマンション1階部分の駐輪場が突然、駐車場になり、高級外車を何台も止めるようになったんや。住民からは『何の説明もない』いう不満が挙がったんやが、『オレのマンションや。何しようと勝手やろ』みたいな感じやったそうや。車が道路へはみ出しとったり、通り掛かりの人に『邪魔なんじゃ、このボケが』と悪態をつくこともあった。近所のモンもイチャモンつけられたらかなわんから会うても目を合わさんようにしとった。マンション最上階の7階部分に住んどったんやけど、数年前、2階から隣の家の屋根に飛び降りて、逃げたことがあったそうや。警察かなんかに追われとったみたいや」

 実際、宮崎容疑者には逮捕歴がある。

「昨年3月、朝、大阪市内でタクシーに乗り、そのまま夕方までタクシーに乗り続け、運転手を車から降ろさへんかったんや。タクシー会社から警察に通報があり、京都市内のコンビニにおるところを見つかり、監禁容疑で逮捕されたんや。あんな何をしでかすか分からんようなヤツに狭い密室で半日も閉じ込められたら、そら怖かったはずやで」(捜査事情通)

 相手に恐怖を与える宮崎容疑者のあおり運転は、周到で計画的、手慣れたものだった。相当の余罪が出てくる可能性がある。

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