半グレ集団「怒羅権」 アングラ資金20億円めぐり分裂抗争

準暴力団「怒羅権(ドラゴン)」の元リーダーが逮捕 背景に怒羅権の分裂騒動か

記事まとめ

  • 「怒羅権」元リーダーで住吉会系暴力団元組員の容疑者が銃刀法違反の疑いで逮捕された
  • 怒羅権は80年代後半に中国残留孤児2世が中心となり結成した暴走族でメンバーは数百人
  • 怒羅権はオレオレ詐欺やドラッグなどで荒稼ぎした資金巡り分裂抗争が起こっているよう

半グレ集団「怒羅権」 アングラ資金20億円めぐり分裂抗争

半グレ集団「怒羅権」 アングラ資金20億円めぐり分裂抗争

13年、馬場容疑者が府中刑務所を出所した直後は700人の仲間が集った(提供写真)

 準暴力団「怒羅権(ドラゴン)」の元リーダーで住吉会系暴力団元組員の馬場義明容疑者(36)が、24日、銃刀法違反(加重所持)の疑いで警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。今年5月、東京・江戸川区の公園に銃2丁と実弾を隠し持っていた疑いが持たれている。

 どうやら、今回の馬場容疑者の逮捕劇は怒羅権の分裂騒動と関係があるようだ。

「怒羅権は80年代後半に中国残留孤児2世が中心となり結成した暴走族です。最近は世代交代が進み、今は30代以下の日本人が大半を占め、メンバーは数百人。馬場容疑者は暴力団に出入りする傍ら、この8年近く“カリスマ”として組織のトップに君臨してきました。6年前に六本木のキャバクラに押し入り、集団で山口組系幹部を半殺しにし、武勇伝をとどろかせています。ところが最近、怒羅権内部で分裂騒動が始まり、馬場容疑者を追い落とす動きが顕在化していました。今回の摘発も反対勢力が警察に情報を流したことが発端とみられています」(捜査関係者)

 分裂騒動の原因はズバリ“カネ”といわれている。怒羅権はオレオレ詐欺や還付金詐欺、ドラッグ、キャバクラ経営、恐喝など次々に手を染め、20億円以上も荒稼ぎしているといわれている。馬場容疑者を失脚させて大金を横取りしようと仲間同士でカネの奪い合いが始まっているという。

 半グレ同士がカネをめぐって争うのは勝手だが、警察は一般人が巻き込まれる恐れがあるとして警戒を強めている。

「今年3月、東京・六本木の理髪店で馬場容疑者を慕う怒羅権幹部が目出し帽のヒットマンに射殺されそうになりました。白昼堂々の犯行でした。怒羅権のメンバーは普段は半パンにTシャツといったラフな服装で、下町にいるちょっとガタイのいいオッチャンといった感じ。池袋などの居酒屋でサラリーマンの隣に座って普通にビールを飲んでいることが多いため、一般人が巻き添えになる危険は十分あります」(怒羅権OB)

 今、警戒すべきは山口組ではなく怒羅権の分裂のようだ。


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